世界のどこかに、ひとつだけ存在する「電源ボタン」。

「これ、何のスイッチだろ?」

そんな軽い気持ちで、テンコがポチッ。

――その瞬間。

街の灯りも、ネオンも、電車も、看板も。
世界中の電気が、ひとつ残らず消えた。

暗闇の向こうに広がる、静まり返った街。

そしてテンコは、ようやく理解する。

「……あ。」

どうやら今、
世界の電源を切ってしまったらしい。

呪文

入力なし

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