猫になって敵地に潜入していた
デスタにゃんが帰ってきた。
「にゃい!今すぐチュールとマタタビをくれにゃ!」
「どうだったんですか?」
ヤスがマタタビとコーラ味のチュールを渡す
「やつら、ソビエみたく踊ってたぞ、俺たちの勝ちは確定だなんて、」
「越夜隊は?」
「ナゴヤドーム確保して巨大なロボット作ってるらしい…」
「そして、僕たちは…」
「重大な決定打を出せずにいるんにゃぞ、クソが!」
「散っていったやつらにどう説明すればいいかわかんねぇよ」
チュールを舌でなめなめして
その後でマタタビを吸って、
「俺にとって、この時間が幸せだよ」
デスタにゃんはヤスにそう語りかけると
「少し毛繕いしてほしい…」
「わかりました」
猫耳から猫化する
「なぁ、ヤス、」
「へい何でしょう…」
「この戦争終わったらさライブハウス開かねぇか」
「あぁ、それも、いいですね」
「ニャワバリの街でさ、届けるんだよ」
「でも、ニャワバリも荒れ果ててしまいましたね」
今は黄昏梟が拠点にしている
ノアの空城をベースにしている。
「生き残るそれが、俺たちにできる今のことなんじゃないかと思うぜ」
「ですね…」
哀愁ある背中、を見たヤスは
これからもデスタにゃんの
背中を追いかけようと固く心に決めたのだった。