オール･ウェポンズ･フリー💥💥💥

カモフラウルフちゃん
アフガニスタンの山岳地帯でパトロール中のMARSOC(海兵隊特殊部隊)に扮するカモフラウルフちゃん🐺
🐺「注意しろ！ヤツらは高低差を利用して上方から攻撃を仕掛けてくるからな！斜面の警戒を怠るな！」
ふと上方を見上げると、発射煙とともにシュルシュルというロケット推進の音が聞こえた。
🐺「RPG！」
警告の叫びを掻き消すように、ロケットはハンヴィーの傍に着弾、爆煙とともに土砂を巻き上げた。
🐺「ウルフ1よりCP(前線指揮所)！グリッド13の斜面より攻撃を受けた！航空火力支援を要請！座標873-144！ヤツらはRPGと迫撃砲を持っている！」
前線指揮所に航空支援を要請すると、彼女は部隊に指示を出した。
🐺「オール･ウェポンズ･フリー！オール･ウェポンズ･フリー！各自の判断で射撃を許可する！」
岩肌の剥き出しになった山間部で双方の銃撃音が響き渡る。
CP「CPよりウルフ1！陸軍の101空中機動師団がそちらの支援に向かう！アパッチとブラックホーク1個小隊だ！コールサインはキラービー！2分で到着予定だ！」
🐺「ウルフ1了解！」
通信を終えると、彼女は部隊へ向き直った。
🐺「陸軍の騎兵隊が支援に来るぞ！恥ずかしところは見せるな！海兵隊魂を見せてやれ！」
ハンヴィーを中心に防御円陣を組んで射撃を続ける。敵は斜面の岩陰や窪みに巧みに身を隠している。
彼女がスコープで斜面を確認すると、突如無数の爆煙が上がったのが見えた。
🐺「来た！」
頭上を次々とヘリが通過していく。
「キラービーよりウルフ1！これより斜面を掃射する！頭を低くしていてくれ！」
🐺「了解キラービー！RPGに注意してくれ！」
アパッチの後に続くブラックホークの側面に装備されたミニガンが火を吹く。1分間に3,000発以上の発射速度を誇るガトリングガンから発射された7.62㎜弾が、まるでレーザービームのような曳光弾の光跡を曳いて大地を切り裂いていく。アパッチのロケット弾が敵の迫撃砲を吹き飛ばす。
「キラービーよりウルフ1！掃除は済んだ！こちらは帰投する！それでは、良い一日を！」
🐺「ありがとうキラービー！良い一日を！」
ヘリの一団は、まるで挨拶するように大きくバンクしながら基地への帰路についた。
🐺「陸軍のヤツらも侮れないな⋯」
そう言って彼女の部隊はまたパトロール任務に戻った。

ちょっとした情景描写のつもりで書き始めたら、ガッツリ短編小説みたいになってしまった😅

今回の特殊部隊は、アメリカ海兵隊特殊部隊「MARSOC」
全員精鋭を自負するアメリカ海兵隊から選抜された、百戦錬磨の戦闘のプロフェッショナルだ💥💥💥
「MARSOC」は、陸軍の「デルタフォース」、海軍の「DEVGRU」と同じく「特殊部隊統合軍」に所属しており、陸海空及び海兵隊という組織の枠を超えた柔軟な運用がなされている✨
「統合軍」の名の通り指揮系統が一本に統一されているので、今回のように海兵隊の特殊部隊の支援に陸軍の部隊が駆けつけることも十分可能となっている😎

ちなみに、タイトルの「オール･ウェポンズ･フリー」とは「全兵器使用自由」の意味で、指揮官の射撃許可を待たずに全ての火力を発揮できるようになる💥💥💥
これで「#頭文字お」に参加じゃ😝

※1枚目がTOPAZにi2iしたもの、2枚目がSeedreamで生成したものです✋