『こぐまと ふしぎな香り』後編

使用したAI ChatGPT
こぐまは、はっとしました。

* * *

次の日、こぐまは花を体につけてみました。

ふわり。

……つん。

その次の日は、いちばん甘そうな果物を選んで、お地蔵さまにお供えしてみました。

ふわり。

……やっぱり、つん。

こぐまは首をかしげました。

「果物を変えても、だめなんだ」

お地蔵さまは、何も言いません。

ただ、いつものようににこにこしていました。

* * *

その帰り道、りすが木の実をいっぱい抱えて歩いていました。

そのとき、一つの木の実が手から落ちました。

ころん。

ころころ、ころころ。

木の実は、道いっぱいに転がってしまいました。

こぐまは足を止めました。

そのまま帰ることもできました。

でも、こぐまは一つ拾いました。

もう一つ。

また一つ。

りすも、だまっていっしょに拾いました。

「昨日は……」

こぐまは、そこまで言って口を閉じました。

りすは木の実を受け取ると、

「ありがとう」

と笑いました。

こぐまも、ほんの少し笑いました。

* * *

次の朝。

こぐまは木の実を一つ、お地蔵さまに置きました。

「今日も、ありがとう」

ふわり。

まだ少し、つんとする香りがしました。

でも、その中に、お日さまに温められた赤い木の実のような、やわらかな香りが少しだけ混ざっています。

りすがやってきて、こぐまのとなりに座りました。

少しして、うさぎもやってきました。

小鳥も枝から下りてきました。

こぐまは鼻をくんくん。

「昨日とは、ちょっとちがう」

お地蔵さまは、今日も何も言いません。

ただ、にこにこしています。

森を風が通りぬけます。

甘い香りも、草の香りも、少しつんとする香りも。

いろいろな香りを混ぜながら、森の中を、

ふわり、ふわり。

呪文

入力なし

hikari_and_aiさんの他の作品

hikari_and_aiさんの他の作品


関連AIイラスト

新着AIイラスト

すべてを見る