少し時間をもどす。
花火大会のちょっと前、撮影から逃げてしまったカエデ。
監督に見つかり、「わがままに付き合ってられないんだよ!そんなんなら帰れ!」
(今のご時世では珍しい鬼監督)
カエデは泣き出す。しばらく泣いた後、涙と鼻声で
「ぐすん・・かんとくしゃん・・かえりたくないべさ。里の人たちにはナツミちゃんのようにキラキラしててフユキちゃんのようにゼクシーでめんこいりっばなアイドルになってけえると言ってでてきんだ・・ちゃんと撮影頑張りますから・・」
監督は少々言いすぎたと反省した。
しばらく休憩の後に撮影を再開することになった。ビキニは露出が多いので上にTシャツや上着を着た状態で撮影を監督が提案し、再開。
撮影を順調に進めるカエデ。そこに涙はもうなかった。
撮影途中、風で服の下の水着が見えたりする。
また、休憩中暑さのあまりカメラが回ってない所で服をまくるカエデ。
一部のスタッフは心のなかで
(カエデちゃんかわいい・・)
と思い、カエデの評判が上がったのだった(?)