雪の守護神降臨！

ついに降臨した「北海道」の守護神！
雪で擬神化されたその姿は……………なんとコロポックルだった！
しかも姉弟だ！
姉ポックル「さあ、北海道に雪を降らせましょう」
弟ポックル「そうだね姉上……この辺りも豪雪地帯にしてあげよう」
姉ポックル「そうね。きっと北海道の皆さんも喜ぶことでしょう」
弟ポックル「ボク達、良い神様だね……」
姉ポックル「ええそうね。さあ、雪よ！ドンドン降るのです！」
弟ポックル「こな～～ゆき～～ねぇ！」
姉ポックル「いきなり『粉雪』を歌い出さないでちょうだい」
弟ポックル「ごめんね姉上……つい…」
そんなふざけたやり取りをする中、辺りはすでに吹雪になっており……。
姉ポックル「良いことをしました。さあ帰りましょう」
弟ポックル「そうだね姉上……」
そのころ……。
とある家のお父さん「おいぃぃぃぃ！何で今日こんなに雪降ってんだよ！」
とある家のお兄ちゃん「ここ東京だぜ！？北海道じゃないっつーの！」
とある家の妹ちゃん「こんな大雪じゃ学校いけないよ！…………って、あ……もしかして臨時休校！」
とある家のお兄ちゃん「それだ！やった！早速ゲーム始めよう！」
とある家のお母さん「ちょっと小織、小鈴？さっき学校から連絡あって猛吹雪でもちゃんと授業するからちゃんと出席するようにって言ってたわよ？」
とある家のお兄ちゃん「そんな！」
とある家の妹ちゃん「こんな吹雪じゃ学校につく前に遭難しちゃうよぅ」
とある家のお母さん「あんたの中学は家から５分の距離でしょうが」
とある家のお爺ちゃん「しかし猛吹雪か………５年前に北海道に修行に行ったときに猛吹雪で遭難して、食料がなくて仕方なくヒグマを殴り殺して食べたことを思い出すのぅ……」
お兄ちゃん＆妹ちゃん「「お爺ちゃん、今なんて……？（汗）」」
どうやら北海道の守護神たちは間違えて東京に大雪を降らせてしまったらしい。
と言うか、もしかしたら北海道の人たちからも迷惑がられて追い出されたのかもしれない。
守護神というより祟り神かな……。