エノーシアの七大ドラゴン達

絢梛 創士様主催の企画（　https://www.chichi-pui.com/events/user-events/90a13a9f-b98f-59e0-4b8e-770ed855b6ef/　）に参加。
ドラゴン祭り！　そして今までの色々な設定にかかわってくる奴ら！！　

第8のドラゴン（過去作）：　https://www.chichi-pui.com/posts/863c1b55-93e3-4d67-b261-5a808197c7ca/

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地球から数百万光年離れた星系にある惑星『エノーシア』……遥か昔、文明が未だに芽生えていないこの惑星に来訪者がやってきた。
彼らは驚異的な科学力を持ち、その技術により惑星内の環境を最適化（テラフォーミング）していった。これは元々この惑星に住んでいた原住民に対しても大きな恩恵を与えた。
豊かな星となったエノーシアで、原住民は急速に数を増やしていき、来訪者もまたこの星に腰を落ち着けようとした……
しかし、来訪者の一派が「我々が原住民を支配・隷属するべきである」と主張。穏健派の来訪者との紛争が巻き起こった。
その争いの中、強硬派が作成した人工生命体こそがドラゴンである。極めて高度な遺伝子工学により作成されたこの生物は、少数派であった強硬派の貴重な戦力となる他、もし敗れた場合においてもこの星の生命を支配するという意志を残すための存在であった。
そして……紛争は穏健派の勝利に終わり、来訪者達はこれ以上この惑星への干渉を続けると同様の争いが発生しかねないと判断し、エノーシアを去った。
強硬派が極秘裏に開発し、存在を隠蔽していたドラゴン達は穏健派の目をすり抜け、彼らが去った後のエノーシアに密かに根付いていく。
こうして、来訪者とドラゴンの存在は原住民の間で神話と化し、後の世においては宗教として語り継がれていくのであった……
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# 1.『漆黒』
来訪者の作った最初のドラゴン。ガレウム大陸に送り出され暴虐の限りを尽くしたが後に『紫紺』と番いとなり、子が生まれたことを期にドラゴンの本能である『支配』に疑問を持つようになる。
それ以降はかつての残虐さはなりを潜め、妻である『紫紺』と子を守ることを第一に考えるようになる。
しかし、かつての暴虐がために討伐隊が編成され、妻と子を守るために重傷を負ってしまいその後死亡する。

# 2.『陽光』
ニドヴァル大陸に放たれたドラゴンの中の一体。
極めて残虐な性格をしており、『支配』の本能に最も忠実なドラゴン。
『古代戦争』時代にエルフ族の内乱に介入、人類支配の足掛かりとしようとするが、敗北し死亡する。


# 3．『深緑』
ニドヴァル大陸よりもさらに東にある『極東列島群』に放たれたドラゴン。
様々な災害を引き起こし、恐れられるが太古の勇者（一説によれば、伝説の半神的存在である『ニンジャ』であると言われている）に討たれる。


# 4.『紺碧』
北極圏に位置する『北洋大島』に放たれたドラゴン。
思慮深く、『支配』の本能に抗い長い日々を沈思黙考して過ごす。
しかし、ドラゴンが存在しているという事実に恐怖した者たちが討伐隊を編成。『紺碧』はそれを運命を受け入れ、無抵抗で討たれる。


# 5.『紫紺』
ガレウム大陸に放たれた2匹目のドラゴン。
『支配』の本能がかなり希薄であり、人類に対して積極的に干渉することを好まない。
やがて『漆黒』と番いになるが、彼女の性質が『漆黒』や自らの子に与えた影響は非常に大きい。


# 6.『紅蓮』
遥か南にある『オヴァニア大陸』に放たれたドラゴン。
火山帯を根城とし、現地の人類に崇拝されていたが、寿命により死去。


# 7.『白銀』
ニドヴァル大陸に放たれた2体目のドラゴンであり、来訪者が作成した最後のドラゴン。
『陽光』同様に極めて残忍な性格で、『支配』の本能も非常に強いが慎重な面をも併せ持つ。
『陽光』が討たれたことにより、彼の性格はより慎重になったが支配の本能はむしろ強まっており、人類（各種族全体を総称）が戦乱等により疲弊する時を待ち、その時に自ら支配することを待っている。