小説『冥土の土産にウサギだね』【ニャンノ世界】

【構成要素】
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【絵物語SNS版】

【ニャンノ世界】
『冥土の土産にウサギだね』
冥土ウサギを創作帳に書いて
顕現させる冥土隊の橘向井アキ、
思考力にカノーネを明瞭不安定さにパッショーネを紡ぎ出した先に在るのは衝撃を伴った…カタルシス的な衝動だった。

【絵物語】
『冥土の土産にウサギだね』
劇画調で始まるスタートライン…
バトルとかって慣れないとかと
愚痴的呟きから始まる創作…
様々な思考が巡りめぐって
形を成す…明るい感情だけでは
無理だよ…喰らいつくだめに
真っ暗な感情を創作に繋げる…
そんなの許さない…なんて、
言うのは、同じように
物語を書いてから言いなさい…
形を紡いだだけじゃ、
魂は宿らない…
脳内に響かせたくて
書いているもの…
橘向井(たちむかい)アキ
は、自身の好きな冥土ウサギを
紙面に書いて展開させる。
勝手な旋律…おそらく…
楽しいと…
うちなる心が呼び覚ます
対象に向かって指を指して
述べる、そして、ノベルと成りて
思うのは…

其が決定的に創作じみた
ことには繋がらないのだという
事実と虚構に呑まれて
しまいかねないほどの狂気性を
持ち合わせたままの冥土が
そこにいるからだ。


冥府は冥土、メイドは冥土…

己の主人は己が分かっている

だからこそ、
橘向井(たちむかい)アキは
ニャンニャンダ島に来る厄災を
退けるためにペンを持つ。

そして、マホウを紡ぎ
冥土ウサギに命じるは
猫天使ネコノを守るために
冥土としての責務を果たすという
行動と、愛ゆえに…果たさんとする
熱意であった。