始まる、新たな、復興への航路【反抗作戦】

アミガルズは新たな戦場へと航路を進めていた。越夜隊が新たに太平洋付近、ブルーウォークにて、拠点設置の報告を、陽群来巣から受けた。
ネコノテ司令は、即応的に、この事態を顧み、作戦地域へと舵を進める。
EMERALD社製 戦艦型BR
『セブンスマギアス』
随伴するはトムキャット、F-14Dカスタム
中山田技研の技術協力も組み込まれた
最新鋭のシステムは
数に劣る黄昏梟が今日、旅人を打ち破りて、進むことができた、大いなる大躍進と
歴史上に記録されている。
そして、艦長は、ソラミヤ艦長
フルネーム ソラミヤ サキ
神の繭以前から、乗艦してきた船が
沈んだことはないという、経歴から
不滅の姫君と言われている
「称号など意味ない…今は、成すべきことをなすために…」
彼女の国は、武装組織、越夜隊に
滅ぼされた…だからこそ、同様にこの世界に混沌と破壊を広げる彼らを野放しにはできなかった。
彼らを対処するには、その思いが彼女を艦長たらしめる理由であり、動機であった。

「作戦空域到達まで、あと3分」

「洗脳された旅人の残党もいるとのこと」

「どうせ、彼らは宛にはならないわ、撃破、殲滅、残していたら、新たな越夜生むのみよ」

非情に思える判断、だが、ソラミヤが
このような判断に至ったのは、
優しさを見せたがや故に国が滅んだことに
帰結する。
だからこそ、彼女は、判断に対して、
厳正な対処を持って向き合う。
そこに甘えは人情は必要ない、持てば敗北…この終末の地にて、優しさはあまりにも無情なのだ。

「この艦は俺が守る、そして、ソラミヤも…」

ずっと彼女を見てきた。
青年、アマバシ タカト
鷹の如く、敵の機体の動きを見逃さなかった、敵の機体、赤の聖歌隊、レッドベルが、彼の駆る、可変型BRに
攻撃する。
その弾幕を避け、ビームライフルを放ちて、敵を撃破する。

弾幕と、爆発が空を覆う
彼らは混沌へと向かう、
晴れた日の混沌へ
終末と虚無が漂う美しき海にて…
抗い戦う