小織くんと道一くんのハロウィン

剣崎道一（剣道部主将）「な、なあ小織……これってなんの衣装なんだ？」
赤上小織（赤髪兄）「え？オレの方がコロポックルの魔女で、道一くんのがコロポックルの魔導士だけど？」
道一「コロポックルの魔導士って………普通にコロポックルだけじゃダメだったのか？」
小織「もちろんダメだよ！これは今人気のＲＰＧ『コロポックルファンタジークエストⅢ』に出てくるジョブのコスプレなんだから」
道一「ゲームのコスプレだったのかよ！てかそのゲームオレ知らないんだけど……」
小織「え！？道一くんコロポックルファンタジークエスト知らないの！？それはヤバいよ……」
道一「え………そんなに有名なのか…？」
小織「もちろん！なんてったってコミケ会場で累計２０本も売れた超大作なんだから！」
道一「同人ゲームかよ！ってか、２０本って……ショボくないか！？」
小織「それにこのゲーム、難易度高すぎの激ムズゲームなうえに初見殺し満載で、最初のダンジョンすら裏技使わないとまずクリアーできないっていう………」
道一「クソゲーじゃねえか！」
小織「かく言うオレも………試しに買ったはいいけど……裏技の使い方わかんなくて３日で諦めた」
道一「諦め早！」
小織「そう言うわけだから………この際オレたちも……」
道一「？」
小織「子供たちに対する初見殺しってことで、剣道で道一くんに勝たないとお菓子はあげませんってことで……」
道一「トリックｏｒトリートよりも質が悪いわ！」
この後普通にトリックｏｒトリートしました。
後小織くんはお菓子を受け取ってもらえず、結構トリックされました。
小織「………なんで…(´；ω；`)ｳｯ…」