情報世界は躁鬱です

〈絵物語〉
架空世界、されど、情報世界は自由なようでいて窮屈な世界だった。
皆、平凡な物を求める。
革新的で最先端を求めていながら
心のどこかでは平穏を求めている。
混沌は好かれない。
さながら、その猫は、蚊帳の外に置かれる。
疎外感、孤独、喪失感、人のようでいて人ではない扱いを受ける。
猫耳だから、当然だ。
人のようでいて、本質的には人ではないのだから、怒りをぶちまける。
もちろん、人がいない時に…、
そして、それは現実ではなく、
架空世界で、
承認欲求を抑えられない子供は
わめくことで共感を得ようとするが、
猫耳は違う、作品にして昇華する。
「いいね」を求める哀れな獣、
求めた先にあるのは空虚だ、虚無だ
大事なのは己の世界、ただ一つ、
隣の芝生は青く見える
皆、苦しんでいる。
死にたくなるほどの悩みを抱えてる者だっているかもしれない。
だからこそ、創作とは常に平穏な道ではなく、張り裂けそうな胸を抱いてナイフを刻みつけている。
誰にも、わかりあえない苦しみを心に持っている。
深層心理を仮面に隠し、己の仮面を
表出すれば、誰かが正義の仮面を着けて
問題に挙げるのだ。
「こいつは我々の集団とは違う異端者だ…ゆえに閉じ込めるべきである！」
理不尽である…、あるのは焦燥、
だが、そんな理念に対する反論は大多数の空気によって押し潰されてゆく。
暗く抱いた、その身には既にナイフと傷がついている。
深夜4時の慟哭に歌う病みの曲、わかりあえることのない創造のナイフを君たちにぶつける。
(猫メモ)
これは私ではないです。
創作の世界の闇なのです。
プロンプトも私ではないです。
深層世界の闇が書かせたのです。
されど、あなたたちは言うのでしょう。
あなたが書いたことだと…
しかし、あなたに問います。
この世界は常に光と貴方の視点のみで構築されているのですか？と…
文章を読んでくださる方には感謝です。
常に敬意を表して花束を贈りたい。
だが、文章を読まずに、
報酬目的の、いいねには弾丸を贈りたい。
しかし、身勝手な私なのです。
この世には物語がある場合とない場合がある。物語がなければ悩むことはないでしょう。その代わりに空虚さがあるかと思います。思い入れが、物語を書くよりも実感が違いますからね。物語を書けば書くほどに苦しみが増してゆく…ならば、書かねばいいと言うのでしょう…されど、書かなくては人形なのです。空気なのです。例え、その絵がよかったとしてもそこに物語がなければ、その辺の土と同じ…物語をつむがねば、言葉があってこその作品だと私は考えます。創作世界が戦場ならば、私の呪文と言葉は活きてくるのかもしれません。相手は呪文のみ、私は呪文と言葉を操る。相手は見てくれをよくするために、素晴らしき絵を見せるだが、私の場合はそこに言葉をのせ、魂を込める。口は災いのもとと言いますが、口とは言葉を発するだけではないと考えます。これはずっと書いてきて、文に触れてきて思うのですが、物語が精神的な面にも作用する場合がございます。例えば、カフカの『変身』、最初に読んだときは、気分が悪くなったものです…虫になった主人公、場面は変化することなく…退屈で、虚無…ただし、薄気味悪さを感じながら、ははは…さながら、今の私の物語も『変身』のように退屈で虚無かもしれませんね。なんせ、今は読まれるために書いていませんもの、誰に媚びへつらうこともなく、気長に書けると言える。言葉とは、口のみならず、文すらも災いを読みこむものであること…。だからこそ、病みと闇を定期的に作品にしなければ、光だけのキラキラの世界はある種の崩壊と言えるかもしれませんね。

『歪で空虚でした』Song
https://suno.com/song/fc1ba4da-a846-4338-bfa2-35179cd165d5

これからも病み歌を作りたいものです。