【絵物語】
『怪奇・電脳都市線』

電脳都市線は帝都に限ったものではなく、世界各地にある電気街を繋ぐものであった。
情報は行き交い、怪異達も存在する摩訶不思議な街並にてオブジェクト調査団の調査員、心電アイズは調査を開始する。

日常の中に怪異がいることは、
それ、すなわち、深淵の中に足を踏み入れていることであり、
我々は気をつけねばならず、
この特異領域に関しての事象を把握、そして、記録することで

オブジェクト調査団は対策、対応、変容していく世界構造に対する物を提示していくことで、未知なるBackroomはFrontsideへと変容し、我々は次なるDailyLifeへと進めることだろう。

心電アイズには、2人の妹がいる。
彼らが継続して、楽しい生活を送れるようにする為には、
どうするか、自ら、怪異になってでも、護りたい日常があるのだからと、叱咤し、調査に励む。

笑異死神や蠢く魂、崇拝志願者、
煌めく筆箱などなど、
この世には未知なる怪異が、
終末事変を境に顕現し
増え続けている。

我らに出来ることは、
祈るのではなく、彼らと対峙し
其が何であるのか、調査し
未知を既知として認識することで
対処することしか道はないのだから…

今宵も電脳都市線に降りてくる怪異達、さて、調査を開始しようか。

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