❦この作品はフィクションです❦
実在の人物や団体などとは関係ありませんので悪しからず!!

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「お姉様との婚約はどうなさるのですか?」

 妹は、姉の婚約者に問いかけた。

 困ったようにあざと可愛く、それでいて無邪気に。
 そして心の中では、思わずニヤリと笑った。

 彼の反応は予想通り。
 焦り、戸惑い、そして混乱。
 それが見て取れる。

 姉の婚約者は言葉を詰まらせる。

「そ、それは…。」

 妹はその隙を突いて、さらに言葉を重ねる。

「所詮、私はお姉様のスペア……お姉さまには何も敵いませんの。」

 妹は少しだけ哀しげに目を伏せ、繊細な演技で続ける。

「だからこそ、貴方様はお姉様の婚約者。
 私はお姉様の妹として、貴方様のお側にいれただけで幸せだったのです。」

 その一言一言で、姉の婚約者の心を少しずつ、しかし確実に引き寄せていく。

(あと少し……。
 今日こそ、絶対に堕として手に入れてやる……!)

 妹の切実に訴える演技は、すでに彼を魅了しつつある。

「それに……、私はとても嬉しかったのです!」
 
 妹は少し声を震わせ、切実に訴えるように続けた。

「たとえ嘘だとしても、お姉様よりも私のことを『好き』だと言ってくださって……。」

 姉の婚約者は動揺し、顔を赤くしながら慌てて答える。

「う、嘘なんかではないっ!
 本当に私は貴女のことを愛しているんだ。
 だからこそ貴女をっ……。」

 妹は優しく、しかし冷たく切り返した。
 演技を悟られぬよう、姉とその婚約者を想う優しい妹のフリをして。

「でもっ……!
 お姉様の婚約者である貴方様と私が結ばれることは……。」

 姉の婚約者はまっすぐ真剣に答えた。

「そんなもの、すぐにでも婚約破棄するに決まってるだろ!」

(よしッ、堕ちたー!!!!)

 妹は上目遣いで視線を絡ませ、可愛さを意識しながらあざとく言った。
 内心では、ほくそ笑みながら。

「本当……ですか?
 あんなにお姉様とは仲がよろしかったじゃありませんか……。」

 姉の婚約者は少し動揺したようにも見えたが、すぐに意を決したように答える。

「親同士が勝手に決めた相手なんだ、これっぽっちも愛してなんかいないよ。
 それに、元々は家柄で決まった政略結婚の為の婚約だ。
 婚約者が姉が妹に代わっても、何も問題あるまい。」

 姉の婚約者は、意図的にその言葉を引き出されていることに気づいていない。
 この言葉を引き出すためだけに、これまで妹が念入りに計画してきたことも。

「僕が心から愛しているのは姉の方ではなく、妹の貴女だけだ!」

 そして姉の婚約者は妹へ熱烈な口づけを送る。
 その瞬間、妹は心の中で冷ややかに笑った。

(……だそうですよ、お姉様?)

 妹はその言葉を口にはしない。
 姉の婚約者と熱い視線を絡ませる。

 そして、その瞬間を扉の隙間から見てしまったであろう姉に、意地悪で挑発的な視線をチラリとなげかける。
 熱烈に交わした口づけを見せつけた後に……。

 妹と目が合った瞬間、姉は慌てて扉から離れていった。

(これっぽっちも愛されてもなかったなんて可哀想すぎてウケるんだけど♡
 お姉様、ざまぁ♡)

 妹はその瞬間、勝利を確信する。

「家柄のために結婚をし、世継ぎを残すのが我々の責務ならば……。
 同じ家柄の者でも、心から愛する者を選びたくなるのは人として当然のことだろ?」

 熱が籠った瞳で妹を見つめ、息が荒くなってきている姉の婚約者。

「貴方がそんなに婚約破棄が不安ならば……。
 必ず婚約破棄を成し遂げるために、貴女に私の愛を注いで既成事実を作るのはどうだろうか?」

 その言葉に、妹は胸の中でさらに冷ややかな笑みを浮かべる。

(完全に堕ちてるわね……。)

 姉の婚約者はもう、完全に妹の掌で踊らされている。

 妹は姉の婚約者の反応を楽しむかのように、わざと顔を近づけて言った。
 あざとく、まるで無邪気な少女のように振舞いながらも、すべてが計算されつくされた行動。

「私……、まだ信じられなくって……。
 貴方様の愛を、お姉様ではなく私が受け入れるなんて……!
 これは夢ではないのですよね?」

 姉の婚約者はその甘い言葉を無防備に受け入れ、顔を赤くして頷いた。

「もちろん。
 貴女が満足するまで、何度でも、信じざるを得ないくらい愛を注ごう!」

 妹はその言葉を耳にした瞬間、心の中で深い笑みを浮かべた。

(男って呆れるくらいに単純ね。
 でも……今はお姉様のものが私のものになった今この瞬間をもっと楽しまなくっちゃ♡)

 妹は目を伏せ、あえて少し俯いて甘えるように、上目遣いで言った。

「……優しく……シてくださいね?」

 ゆっくりとベッドに押し倒され、またしても熱烈な口づけが送られてくる。

 彼の表情を見た瞬間、理解した。

 迷いのない、情熱的で、そして切実な熱を帯びた視線。

 彼の呼吸が浅く、速い。
 喉の奥で鳴る音まで聞こえる。

 もう――彼は私のものだ。

✎𓈒𓂂𓏸

 姉の婚約者を寝取ろうとする妹、、、
 可愛いのに内面性が残念すぎる、、、

呪文

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