第6話「研究室の日常」
軍開発部。
研究室には今日も金属を削る音が響いていた。
エドは白衣姿で試験片を並べ、硬度や耐食性のデータをノートへ書き込んでいる。
その隣では、ほたるがあかりを抱きながら資料を整理していた。
研究員たちもすっかり二人を受け入れ、時折あかりの笑い声が研究室を和ませている。
研究室の扉が開く。
ロ「おー、鋼。」
エ「大佐!」
ロ「すっかり研究者らしくなったじゃないか。」
エ「先生や開発部の皆さんのおかげですよ。」
ロイは白衣姿のほたるに気付く。
ロ「……そちらは。」
エ「あ、紹介します。妻のほたるです。」
ほ「初めまして。ほたるです。」
丁寧に一礼する。
ロイも軽く会釈した。
ロ「マスタングだ。」
その時。
?「あー♪」
ほたるに抱かれたあかりがロイへ手を伸ばす。
ロ「ほう。この子は?」
エ「娘のあかりです。」
ロイは少し驚き、思わず笑みを浮かべた。
ロ「エドワード。嫁さんもらったのか。」
エ「ええ。娘もいます。」
少し照れくさそうに笑うエド。
そして、ふと思い付いたように聞く。
エ「……大佐は?」
ロイの動きが止まる。
ロ「…………。」
(´;ω;`)ウッ…
研究員たちが「しまった」という表情を浮かべる。
エドは首をかしげる。
エ「え?」
さらに追い打ちをかける。
エ「ホークアイさんは?」
ロイは机に両手をついた。
ロ「……言うな。」
(´;ω;`)ウゥゥ
研究室は静まり返る。
開発部員がエドの肩をぽんと叩く。
開発部員「坊主。」
エ「はい?」
開発部員「それ以上は禁句だ。」
エ「え?」
研究員A「知らなかったのか……。」
研究員B「大佐の心にクリティカルヒットだぞ。」
エ「そ、そんなつもりじゃ……。」
ほたるが苦笑しながらロイに頭を下げる。
ほ「申し訳ありません。」
ロイは深くため息をつき、すぐにいつもの表情へ戻る。
ロ「……まぁいい。その代わり。」

ロ「研究が完成したら、私にも一番に見せろ。」
エ「もちろんです!」
ほ「ぜひ見ていただきたいです。」
すると、あかりがロイへ向かって手を伸ばした。
あ「だー!」
ロイは思わず抱き上げる。
ロ「……子どもは可愛いな。」
研究員たちは、その穏やかな表情を見て思わず笑みをこぼす。
開発部員「大佐、その顔をホークアイ中尉にも見せたらどうです?」
ロイは真っ赤になりながら咳払いをした。
ロ「……仕事に戻れ。」
研究室には笑い声が広がり、今日もまた和やかな一日が始まるのだった。

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