吉原遊郭と、こと座流星群のおはなし

使用したAI その他
4月の終わり頃(旧暦では3月)に活発になる、こと座流星群のおはなしです

むかし、吉原の遊女たちは、夜が明ける前に廓の奥の縁側に集まり、こと座の四辺形を探したそうです

ひときわ明るく輝く織女星
その傍らには閉じられた扉のように四つの星が四辺形をつくり、その中から、ときおり星が外へ飛び出す夜があったのです
まるで、星たちが見張りを逃れて逃げ出すかのように

遊女たちはそれを「星が自由になる夜」と呼びました
四辺形の星の扉から流れ星が走るたび、遊女たちは誰も声には出さず、ただ胸の内で願ったのです

「いつか あの人と 廓の外で逢えますように」…と

流れ星に願いごとをするのは、もとは吉原の女たちが自らの運命を嘆き、星に自由を願った哀しい恋の名残だと言われています



民明書房刊「星とむかしばなし」より

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