おはようございます(¦3[▓▓]
寒い!寒すぎる!?(x3[▓▓]

そんな今朝でした。

小説用のイラストを生成したりしますが

もうちょいロリーにしたかったような(´・ω・`)
そんなミント思い出の最新エピソードをカクヨムに公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/822139842893143894/episodes/822139844589855172

気づけばあとがき外すと今日で227話目。
ᕙ⁠(⁠ ⁠ ⁠•⁠ ⁠‿⁠ ⁠•⁠ ⁠ ⁠)⁠ᕗ今後も小説頑張るです♪

〜〜ちちぷいプレゼンツ〜〜

「ほわぁぁぁぁ……すっごい!」

 なんておっきくて、きれいな つるぎ なの?
 わたしの しんちょう の、さんにんぶんくらい ながいし、
 はばだって、わたしの からだ と おんなじくらいあるよ。

「こんなの、だれが もつの?」

*  *  *  *

 ある日、おべんきょうに あきちゃって――

「ちょっとトイレ~♪」

 って 言って、 にげてきた わたしは、かくれる ばしょを さがして、”ぶきこ” に こっそり はいったの。

 そうしたら、この おっきな つるぎ を みつけちゃった。

 こんなの、マリーおばあちゃんは かたて ないから もてないし、
 ぱぱも ままも “おの” しか つかわないよ?

 なんで こんな つるぎ が、ここに あるの?

「かくれんぼ してる わるい ウサギちゃんは、どこの子かねぇ~?」
「ぴゃいぃぃっ!」

 や、やばい!
 マリーおばあちゃんだぁぁ! にげなきゃ!

 でも、すぐ つかまっちゃった。
 お、おしおきは やだよぉ!

「ごめんなざぁぁい! もうしません~~!」
「まったく、大げさな泣き方だねぇ。ほんとに、いたずら好きの子ウサギちゃんだこと♪」

 そういって、おばあちゃんは わたしを ぎゅって だきしめてくれた。
 ふんわり、あったかくて、いい におい。
 わたし、おばあちゃんの におい、だいすき。

 でも――

「ねぇ、おばあちゃん。この おっきな つるぎ なぁに?」
「おや? この つるぎ のことかい? これはね――『はかい する もの』って いうんだよ」
「はかい……? なぁに、それ?」
「かんたんに いえばね、ものを こわしちゃう ちから の つるぎさ。それくらい、すごい つるぎなんだよ」

 へぇぇ……ものを こわしちゃう? つよいんだ♪

 でも、うちの かぞくは みんな “おの” なのに、
 なんで つるぎ が あるの?

「ねぇねぇ、おばあちゃん。なんで これ、ここに あるの?」
「ほう……そこが 気になるのかい?」

 わたしは こくんって うなずいた。
 だって、ほかの ぶき と ぜんぜん ちがうんだもん。

「やれやれ……ほんとに 聡い子だねぇ。この つるぎ はね――」

 おばあちゃんは、すこし さびしそうに、でも やさしく わらった。

「おばあちゃんのゆうじん、あかいしにがみさまが、これをまだあかちゃんだったラーヴィといっしょに、あずけにきたんだよ」

「え! ラーヴィがあかちゃんのときに?」

「そうだよ。そして、このつるぎはね?」

『《《ラーヴィのおとうさま》》 からの、あの子への おみやげ にってね……いってたねぇ』

▲  △  ▽  ▼

「ラーヴィのお父様が、アイツに託した剣ってことなのね!」
「えっと、聞き間違いとか記憶違いじゃなければ、だけどね?」

 私は思い出せる限り、小さい頃の記憶を必死に手繰った。
 なんか、幼い頃の私って、ほんとおバカさんだった気がする。
 話しながら、ちょっと顔が熱くなったけど――

「思い返すと、そうだったと思う。あの剣、『破壊する者』は、ラーヴィのお父様の贈り物なのよ」
「そのこと、アイツは知ってるの?」
「うーん……どうだろ。私も、勉強サボったお仕置きの変わりに、口止めされてたし」
「……口外してないってことは、おばあ様はかなり厳格なお方?」
「アハハ……優しい時との差が怖いけどね。そして、それ以来武器庫には、子供が入れないように施術されちゃったし……」
「そっかぁ……」

 それを聞いた月美は下を向いた。
 当時のラーヴィなら、勝手に武器庫に入るなんてことはしないハズ。

 あの剣の存在は、知らないままだったと思っている。

 なのに、ラーヴィは故郷を出る時から、あの剣をずっと大事にしていた。
 何故持っていたのかも、正直わからないわ……

 暫く沈黙が続いた。

 |月《つぐ》|美《み》はソファーに深く沈み込み、長い息を吐いた。

 私は淹れた紅茶のカップを、そっとテーブルに置く。
 月美は「サンキュ」と短く言って、カップを手に取り、ひと口すする。
 そして、今度は小さくため息を吐いた後――

「デリカシーないかもだけど……直接聞きに行く?」
「月美のそういうところ、好きよ。私も気になってたし」

 直談判。それしかないわね。
 デリカシーなくても知りたい。彼がずっと抱えてきた想いを。
 あの剣に込められた意味を。

 胸の奥が、きゅっと熱くなる。

「行こっか」

 月美が立ち上がり、私も続いた。

 ラーヴィの部屋へ向かう足取りは、不安と、心配と、ほんの少しの勇気でいっぱいだった。

□  ■  □  ■

 夜の稽古場。
 灯りはなく、月明かりだけが静かに床を照らしている。

 僕は手にした剣へ意識を沈めた。

 刃渡り1メートル、幅7センチのブロードソード。
 柄は手にしっとり馴染み、握った瞬間に“ああ、これだ”と分かる。

 ――この剣も、サブで使うが僕の相棒だ。

 |熊《くま》|藻乃《もの》 |美沙《みさ》に傷を与えられたのも、この剣だった。
 粗末に扱ったつもりはない。
 ただ……僕は『破壊する者』にこだわりすぎていたのかもしれない。

 軽く素振りをする。
 |春《はる》|香《か》|剣聖《けんせい》の指摘を思い返し、骨盤の向きに意識を置いて――千回。

 剣先は鋭く空を裂き、
 体幹は驚くほど安定している。
 ずれも、ブレも、ほとんど感じない。

「……千」

 気づけば千回を終えていた。
 息も乱れていない。
 体が、このブロードソードを“正しい武器”として受け入れているのが分かる。

 ――だからこそ。

 僕は『破壊する者』を手に取った。

 掌に落ちてくる重み。
 ずっと寄り添ってきた相棒の感触。
 それに触れた瞬間、胸の奥が少しだけ安堵で満たされる。

 ……けれど。

「……僕は、君に認められていないのか」

 思わず、言葉が漏れた。

 ずっと頼りにしてきた。
 ずっと一緒に戦ってきた。
 そう思っていたのは――僕だけだったのか?

 剣聖、春香殿の言葉が脳裏をよぎる。

『剣は嘘をつかない』

 なら、この剣は――何を僕に語っている?

「あ~、やっぱここかぁ。おーい」
「んもぅ、部屋にいないと思ったら……ラーヴィ!」

 聞き慣れた声に振り返る。

「ミントに……月美か」

 幼馴染と主が、月明かりの中に立っていた。

*  *  *  *

「この剣の由来? 藪から棒にどうしたんだよ」

 軽く汗をぬぐいながら答えると、
 二人は思った以上に真剣な顔をしていた。

「だって今日、春香さんにさ。見事に“使えない”って斬られたじゃん?」
「……まぁ、そうだけど」

 胸の奥が、まだ少し痛む。
 “相応しくない”と断言され、その理由も、目の前で突きつけられた。

「この剣、誰から授けられたか知ってるの?」
「誰から……? いや、知らないよ。だけど――」

 言いかけた瞬間、あの時の光景が、ふっと脳裏に浮かんだ。

 全滅した集落のみんなの墓を作って、一つひとつ埋葬していた時……
 最後に、マリーの墓を整えた後だった。

「振り返ったら、マリーの墓の横に……この剣が刺さってたんだ。まるで……『持っていきなさい』って、マリーに言われたみたいだった」

 あの瞬間の空気は、今でも覚えている。
 風もないのに、草が揺れた。
 誰もいないのに、剣が地面に刺さっていて、背中を押された気がした。

 気づけば――『破壊する者』を抱きしめていた。

「抱えるだけで精一杯だったけど……必死に、使いこなそうとしてたな。ずっと――マリーや、集落の皆の想いが、この剣に込められてる気がしたから」

 気づけば、握っていた”それ”の柄に力がこもっていた。

 ――そうだ。
 この剣は、マリーの……そして、集落のみんなの“形見”だった。
 そして、僕が初めて手にした、大切な相棒なんだ。

 それなのに――

「なのに僕が弱いせいで、この剣を使えていない。それは罪だよ……」

『いいかい? ラーヴィ。強くなければ守りたいものは守れない。《《1番の罪は弱さ》》だと覚えなさい』

 マリー……僕はまだ、この剣を使えないくらい弱いんだね。
 使えた気でいた。沢山敵を倒したから……

 だけど、真の敵には通用しなかった。
 それは、ただの弱者だ。罪なんだ!

 気づけば、ミントと月美が僕の体をそっと抱きしめていた。
 肩に落ちた雫で、ようやく気づく。

「……なんで二人が泣いてるんだよ」
「ご、ごめん……ラーヴィ。アタシ、ほんと……」
「破壊する者がマリーお祖母ちゃんや、みんなの形見だって……ずっと大事にしてくれてたんだね……」

 二人の涙が、胸に刺さる。でも、不思議と嫌じゃなかった。
 むしろ、そのおかげで《《心の奥の忘れかけた》》、《《あの言葉》》を思い出させてくれた。

「ありがとう。精進するよ」

 今はこの言葉だけしか残せない。
 まだ、『破壊する者』との向き合いを、本気でしなければ。

 そのカギは――

「剣聖――」

 二人に聞こえないように、僕は呟いた。

呪文

入力なし

OsakeDOSさんの他の作品

OsakeDOSさんの他の作品


関連AIイラスト

新着AIイラスト

すべてを見る