「ああ、だいぶ良いよ」
「やっぱり、雨に濡れたのがよくなかったんですね?」
「そうかも」
「今度からはわたしが迎えに来るまで待ってて下さいね」
「ああ、置き傘するわ」
「え、ひどい」
「いや、学校にメイドが来たら恥ずかしい、、、」
「ぬ!わたしは恥ずかしい存在ですか」
「いや、リリじゃなくて、俺が、、、」
「もう、ご主人てば反抗期ですね」
「反抗期って」
「それでご主人、ご飯は食べられそうです?
薬飲むのに少しお腹に入れたほうがいいですよ」
「うん。少し」
「はい」
「そういや、着替えたのか?それ」
「はい、あの後ママさんに落ち着きなさいって言われたんです。
それで、落ち着いて考えたら、
看病するならメイドよりナースだって思って、着替えました。ふ!」
「いや、そこでドヤ顔されても、、、」
「へへ、じゃ、ご飯と薬持ってきますね」
「ああ、頼む」