猫と一緒のJD

使用したAI ちちぷい生成機能
子供の頃からバス停にいた三毛猫さん。
飼い主を待っているのか、そこが自分の縄張りだったのか
私がバス停に寄る時は、いつもベンチに座っていた。
最初は威嚇もされていたけど、小学生の頃には、少しだけなら触らせてくれた。
中学生の頃には、膝の上に載せる事を許してくれた。いつの間にか、一緒にお昼寝をする仲にもなった。


高校生になった頃、三毛猫さんは毛並みが乱れ、一人ではベンチに上がれなくなっていた。
無理に上がる必要は無いと制しても、彼女は頑なにベンチに座りたいと視線で訴える。
まるでそこが、自分の居場所だといわんばかりに。
身体を抱えて手伝ってあげると、お礼なのか「ニャーン」と一声だけ鳴いた。
それはとてもか細く、弱弱しい声だった。


―――その声を聞いて、私は決意する。

「良かったら、うちの子にならない?」


あの冬の日以来、三毛猫さんは我が家の家族としてノンビリ暮らしている。
連れて帰って来た時は親に反対されるかと思ったが
「普段ワガママを言わないこの子がココまで言うのなら」と
意外とすんなり許してくれた。日頃の行いをちゃんとしてた私に感謝感謝。
彼女も私の家を気に入ったみたいで、日当たりの良い場所で毎日ゴロゴロしていた。私を見つけるとすぐに駆け寄ってきて「膝に乗せろ」とスカートに爪を立ててきたりもした。どうやら、私の膝の上がベンチ代わりと認識されてしまったみたいだった。
高校を卒業するまでの数年間、私達は本当に幸せな時間を過ごしていたと思う。

上京して大学に通っている現在、三毛猫さんとは離れ離れの生活を送っている。
実家に帰ると、彼女は律儀に玄関に出てお出迎えをしてくれる。でも、やはり老齢の為か
帰省の度に衰えてしまっているのが目に見えて分かるのが悲しい。
彼女とはもう数える程しか会えないかもしれない。嫌な考えが脳裏をよぎる。
だけど、別れというのは誰にでもいつか、訪れるもの。
いつ『その時』が来ても後悔しないよう
今だけは、三毛猫さんとの幸せな時間を堪能するんだ―――。

呪文

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