【無限ポテトループ】

黄金色の一本を手に取った瞬間、
それが最後の一本ではないことに気づいた。

食べても、食べても、皿の上のポテトは減らない。

むしろ増えている気さえする。

最初は幸せだった。

塩気と油の温もりが、疲れた心を優しく満たしていく。

けれど、やがて違和感が忍び寄る。

終わりがないという事実が、静かに重くのしかかる。

ふと手を止めると、
ポテトたちは何事もなかったかのようにそこにある。

まるで「まだいけるだろう?」と無言で誘ってくるように。

気づけば、時間の感覚も曖昧になっていた。

昼なのか夜なのか、
ここがどこなのかも分からない。

ただ一つ確かなのは──

もう一本、手が伸びてしまうということ。

無限とは、満たされることなのか。
それとも、終われないことなのか。

答えを出す前に、また一本。

呪文

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