エンジニアな二人

使用したAI Dalle
「有紗先輩!お忙しいところすみません、ちょっといいですか?
どうしても腑に落ちないところがあって……」

「あら、珍しいわね。いいわよ。どこ?」

「ここなんですけど……数式の展開自体は追えたんです。
でも、“なぜこの形に持っていくのか”が分からなくて」

有紗は少しだけ画面を覗き込み、すぐに状況を把握した。

「なるほど。計算は出来てるけど、設計思想が見えないのね。
じゃあ、口で説明するより書いた方が早いわね。ホワイトボード行こ」

(ホワイトボードに向かいながら)

「F検定ってね、発想自体はすごく雑なの。
“平均との差の二乗を比べてるだけ”とも言える」

「え、あれってそんなに雑なんですか?」

「雑よ。でもね、その“雑さ”が強いの。
群間平方和と群内平方和、要するに
『分けた意味があるか?』を一発で見る指標だから」

有紗は

F=群内平方和 / 自由度と、群間平方和 / 自由度の比率

と書き、少し間を置いた。

「ここで自由度で割るのは、情報量を揃えるため。
これは物理でも同じで、エネルギー密度を考えるとき、
体積で割らないと比較できないでしょう?」

「あ……ああ!状態量の正規化!」

「そう。だからF値って、
“ばらつきのエネルギー密度比”みたいなものなのよ」

「なるほど……急に腑に落ちました」

「ただしね、前提はめちゃくちゃうるさい。
正規分布、独立性、等分散。
現実データは大体どれか裏切る」

「ですよね……」

「それでも使うのは、“説明しやすい”から。
経営層や非専門家に、
『差がある/ない』を最短距離で伝えられる」

凪咲は少し考えてから、ぽつりと呟く。

「……だから、理解して使わないと怖いんですね」

「そう。ソフトが吐いたp値を
“お墨付き”みたいに使う人、たくさん見てきたわ」

「でも凪咲さんは偉いと思う。
数式の意味を知ろうとしてる」

「AIが進んだら、
計算とか最適化は全部置き換えられますよね。
だったら……“なぜそれを選んだか”を語れる人になりたくて」

有紗は少しだけ苦笑した。

「私は逆だったな。
人と話すのが苦手で、
“理論の中にいれば評価される”場所に逃げた」

「でも、それでずっと結果出してきたじゃないですか」

「出したけど……管理職にならなかったのも事実。
設計やレビューは得意でも、
人を動かすのは別の才能だから」

「それ、分業でいいじゃないですか」

「そう言ってくれる人が、今は多いわね」

凪咲は少し照れたように笑う。

「私、広く浅くなりがちなんです。
だから、深く掘った人の話を聞けるの、すごく助かります」

「じゃあ、ちょうどいいわね」

「え?」

「私は深く潜る。
凪咲さんは、外の世界に繋ぐ。
同じ構造でも、見る角度が違うだけ」

有紗はホワイトボードを消しながら、穏やかに言った。

「どっちも必要。
だから今みたいに話せばいい」

「……はい」

凪咲は少し背筋を伸ばす。

「じゃあ私が出世したら、有紗さんをどんどんこき使っていいですか?」

「ふふ、いいわよ。
その代わり、覚悟しなさい。
レビューの時間ずっと長く取るから」

「望むところです!」

二人は顔を見合わせて笑った。


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有紗さんが数学をめちゃくちゃ得意という設定にしたかったので、chatGPTの力も借りつつサイエンス企画にのせてもみました。
例示したF検定ですが、ぶっちゃけ統計学でいうと難易度は低め…でも、私の実力だとこれが限界でした(;'∀')
凪咲さんと有紗さんなら、本当はもっと高度な会話をしていたことでしょう…

結構マニアックな依頼のつもりでしたが、ある程度読みやすいお話に仕上がって…いたらいいなぁ。

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