TGSに出展してみたが予算が尽きたブース

予算がない少ない企業のスマホゲームのブースです。１枚目、２枚目は下の会話の絵になります。
3枚目からは、とりあえず女子事務員さんにコスプレをしてもらった写真になります。
少ないけどこういうブースありますよ。
それで、最後の２枚はリアルにもあるデジタル技術の脅威です。
ご本人がSNSに上げた写真が別人ってやつ。


社長「おい佐藤さん、今年はいよいよ東京ゲームショウ初出展だ！うちのスマホRPG、絶対バズらせたいんだよ」
事務員（佐藤）「そうですよね。社運を賭けた製品です」
社長「これがコケたら倒産だ！」
佐藤「マジですか！」
社長「マジだ！」
事務員（佐藤）「じゃあ美人のモデルさんを雇ってコスプレしてもらいましょう」
社長「ダメだ……予算がない！」
佐藤「（即答で）じゃあ諦めましょう」
社長「いやいやいや！そこでだ、佐藤さん！」
佐藤「……なんですか、そのイヤな呼び方は」
社長「君にコスプレをお願いしたい！」
佐藤「はあ!? 私、事務しかやったことないですよ！せいぜい文化祭でメイド喫茶やったくらいで！」
社長「十分だ！ほら、ヒロインの“天空巫女リリス”の衣装、Amazonで買ったんだ」
佐藤「……ポリエステル感すごいんですけど」
社長「大丈夫大丈夫！照明暗いから誤魔化せる！あと“リリスの聖なる杖”は、ほうきにアルミホイル巻いといた」
佐藤「完全に近所の学芸会レベルじゃないですか！」
社長「いや、逆にインパクトがある！大手ブースは豪華すぎて埋もれる！うちは“素人感の必死さ”で勝負だ！」
佐藤「……社長、それただのブラック企業の必死さですよ」
社長「頼む！君の笑顔がうちの命運を握っている！」
佐藤「（深いため息）……わかりました。でも一つだけ条件があります」
社長「なんだ？」
佐藤「社長も一緒に敵キャラのコスプレしてください。鎧はダンボールで」
社長「えっ……それはちょっと……」
佐藤「じゃあ私も“ちょっと”無理です」
社長「……よし！ダンボール集めてくる！」