見上げれば、遠い昔の光が、今宵の帳(とばり)に溶け込んでゆく。
名もなき瞬きのひとつひとつが、私たちが忘れてしまった言葉を静かに語りかけているかのようです。
指先ひとつ触れられなくても、確かにそこにある温もり。
夜の深みで、心はただ、静かにほどけてゆくのです。

呪文

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