10.再会
「久しぶりね、ラヴィ」
けれど当の本人は、困ったように首を振った。
「シエル……ごめんなさい。私、ほとんど覚えていないの」
ラヴィは、自分に起きたことを簡単に説明する。
ドラゴンは静かに聞き終えると、ゆっくりと目を細めた。
「……もしかして。記憶が」
一拍の沈黙。
その視線が、ふとラテールの腰へと落ちる。
――水晶の入ったポーチ。
「……その石は」
その瞬間、ほんのわずかに、空気が張り詰めた。
ラテールは反射的に手を添えた。
「これか? あんた、何か知ってるのか」
ドラゴンはわずかに首を振る。
だが、その目は逸らさない。
「それは――」
一瞬だけ言葉を切る。
「ラヴィの傍にあるべきものよ」
その一言に、ラヴィがわずかに息を呑んだ。
理由は分からない。
けれど――その言葉は、なぜか胸の奥に落ちた。
ラテールは小さく息を吐き、ほんの少しだけ、肩の力を抜く。
だが同時に――
この世界が、思っていたよりずっと厄介であることを、はっきりと感じていた。

【前回】9.再びドラゴンに遭遇 https://www.chichi-pui.com/posts/29520ff5-e5d1-427b-a7ac-2bb5066ed224/

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jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon

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