“異能”に目覚めた千尋
外へ逃がされず実家で育てられたIFの焔崎千尋。
『器』となるよう剣術や武術などの修練に没頭し、感情と欲求が希薄なため余分な間食に手を付けることもなかったから原版よりスレンダー。
しかし、『未来視』に加え“自身の異能”である『未来殺し』を獲得してからは、自身が観た“未来を殺す”ことを生きがいにするようになる。
かつての自らの心のように空(から)に近い真っ白な着物を好んで着ている。
【能力】
『未来視』:自身や他者の未来を観る事ができる。元々は『荘焔會』五家の大元である丁嵐家の能力だったが、『器』としての儀式を受けた千尋にも同等の能力が宿った。
彼女の得た能力がこれ一つだけだったならば、屋敷に幽閉されたまま一族に都合のいい未来を引き寄せるべく利用され、であっても穏やかなだけの人生を送っていただろう。しかし、もう一つの能力によってその未来も“殺されてしまう”。
『未来殺し』:自身の眼で観た未来を両断する事により、その未来を“破壊する”能力。命名者は千尋本人。
本人が斬ったと“認識”できれば、得物は刀でもナイフでもフォーク、爪でもいい(極めれば視て念じるだけで未来を破壊する事ができるが、斬ることを好むためあえてこのままにしている)。
自身を含め未来を殺された者は別の未来を辿る可能性が高くなるが、環境や能力・努力によって元に近い未来が生まれる可能性もある。
数学的な説明をすれば、未来の実現確立が0%に落とされると言ってもいい。そのままだと別の未来に向かう可能性が高いが、能力と努力次第で同じ未来を掴みなおす事も有り得るということ。そちらの観点から見れば『因果律改変』と呼んだ方が正確かもしれない。
いずれにせよ新たに生まれる未来がどんなものかは千尋本人にも知りようがないし、興味もない。
『異世界SOS!』に登場した際、不死身の神位種に太刀打ちできたのも、『自身の斬撃を弾く』『返り討ちにあう』という未来を殺しながら戦ったため。『斬撃を弾かれる』という未来を殺しつつ“奇跡的に綻びを見つけ”、ダメージを与えるということを繰り返す事で不死の相手をも殺す事ができる。
【戦闘スタイル】
人目に付きやすい場所ではナイフを使い、強敵と戦う時や人目の心配がない時は刀で戦う。
問題なく蹴散らせる相手は普通に殺すか昏倒させ、強敵や罠を張ってる相手には眼が“自動的に”観せる未来を視て対処する。
【弱点】
現在の能力では両断したと認識しなければいけないため、銃や弓矢などでは未来は殺せない。しかし、銃などで未来が殺せるようになったとしても撃つことに関心がないので使おうとしないだろう。
そのため銃や弓矢、遠距離系の能力や魔眼とは相性が悪い(未来視が発動するため不意打ちは止められるが、相手が大勢いたり長期化したら手傷を負わされる)。
また、未来視は危機察知能力でもあるため、むやみに殺さず(改変させず)回避に利用した方がいい時もある。
【過去】
初めて能力を使ったのは、自身に剣術を指南していた分家の当主の未来を殺した時。
修練中に『千尋を利用して荘焔會を乗っ取る』という未来が視え、それを断ち切った。
その結果、一週間も経たず分家当主は謀反の計画が明るみに出て処分され、千尋が視た未来も彼の命もろとも“殺された”。
それ故に、千尋は自身が獲得した二つ目の異能を『未来殺し』と名付けた。
荘焔會は当初、丁嵐を超える『予知能力者』を生み出したことに歓喜したが、もう一つの能力が世界を脅かしかねない『未来破壊』であり、かつ彼女自身にも制御不能と知って千尋の処分を決意。就寝中の彼女に刺客を差し向けるも、未来視でそれを予視していた千尋はたった一人で襲い来る刺客や首謀者達を返り討ちにし、荘焔會を壊滅させ出奔。
自身に降った刺客(https://www.chichi-pui.com/posts/6da52369-5045-4c23-bf79-d02d24ccdd48/)を表向きの保護者役兼世話役として連れ回しながら、自身の能力を狙ったり危険視する敵や組織の命と未来を殺しながら放浪生活を送る。
その果てに自身の元(オリジナル)である丁嵐胡蝶に辿り着き、彼女と“殺し合う”運命(さだめ)。
【余談】
幼い頃から感情が希薄になるよう育てられ、能力に目覚めた後も未来を殺す以外の執着は持たないが、自身の生存に必要な程度の欲求は持っているし斬ることを楽しむ等の趣味嗜好もあるので、普通に生活している分には人間らしい一面も見せる。
そのため、誰かと恋愛感情を抱き結ばれる未来もあるかもしれない……が、その相手が原版通り時任俊正かは分からない。
彼女の異能と性質を理解しながら受け入れているため、IF千尋の相手も普通の人間とは異なる内面の持ち主の可能性が高いだろう。
※お分かりの方もいるかと思いますが、モデルは空の境○の両○式です。
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