本日の夜食

使用したAI ChatGPT
修羅観音さんのところにあったおにぎりが美味しそうだったので、インスパイア画像を使った特別編です。

https://www.chichi-pui.com/posts/4accf4c4-ca46-4095-a5c9-2fc53c7b7fd0/


『食彩探訪』

番外編:残業明けの“おにぎり茶漬け”という救い
残業のキリが見えない夜ほど、机の上にあるものがやけに冷たく見える。キーボードの音だけが続く職場で、ふと視線を上げると、ホワイトボードに小さなメッセージが残されていました。

「摩訶不思議食堂より おにぎり差し入れあります。無理しすぎないでね」

──この一文だけで、肩がすっと軽くなる。給湯室へ向かう足取りが、いつもより少し早いのは、きっと気のせいではありません。

置かれていたのは、海苔がきりっと巻かれた白いおにぎり。握りはふっくら、角は立てすぎず、ほどよく“人の手”を感じる丸みです。私はここで、欲が出ました。せっかくなら、休憩がてら「お茶漬け」にしてしまおう、と。

どんぶりにおにぎりをそっと入れ、鮭のほぐし身を添え、刻みねぎを散らす。そこへ熱いお茶を急須から注ぐと、湯気が立ちのぼり、海苔の香りが一気に開きました。仕事の匂いばかりだった空気が、瞬間的に“食卓”に変わる。この変化が、たまらなくうれしい。

一口目は、まず出汁…ではなく、お茶のまっすぐな熱。塩気をまとった米がほどけ、鮭の旨味がじわっと溶け出して、ねぎの青い香りが輪郭を整えます。お茶漬けの良さは「整いすぎない」こと。米粒がほどける速さも、具の混ざり方も、食べる人の手で完成していく。残業で固まった頭が、湯気と一緒にほぐれていくのが分かりました。

特に良かったのは、おにぎりが“差し入れ仕様”だった点です。具はあえて主張しすぎず、塩加減も過不足ない。だからこそ、鮭のほぐし身とねぎを足しても喧嘩しないし、熱いお茶を受け止めても米が崩れすぎない。最後の数口、海苔が少し柔らかくなった頃に広がる香ばしさが、地味だけど決定打でした。

豪華ではない。けれど、こういう一杯は、疲れた人間をちゃんと救う。
私にとって今夜のごちそうは、料理そのもの以上に「誰かが気にかけてくれた」という温度でした。

締めの一言: 仕事終わりの一杯は、胃だけじゃなく心にも効きます。

呪文

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