小説『ナイター編集長 絶対連載の要』【ニャンノ世界】

使用したAI Days AI
【絵物語】
『ナイター編集長 絶対連載の要』

ライター先生が終わらないことを
聞いて、直接、彼の作業部屋へやって来て、彼の仕事を見るのであった。

概念煙草を吹かしながら…
彼の仕事ぶりを見る。

ライター先生は、
一人になると、すぐに何かに現を抜かしてしまう。

それは他ならぬ
ライター先生自身
分かっていたことなので、
ナイター編集長は
彼が少しでも先送りに
しようとする素振りがあれば、
ゴホンと咳をし、威圧する。

その威圧の眼差しは
ライター先生のみならず
イツカニャルケドもビビるほどの
凄みがあった。

(ライター先生)
続き、続編、胸の内、
締切日が近づくほど、心の憂い
というものは強くなって、日を追うごとに極限的なほど、汗がでてきて、生きるのも苦しくなってくる。締切日当日は、空が晴れてて快晴なれど、心の中は嵐や雷、砂漠化など、天変地異が起こったのではないかと、嵐が吹きすさび心が弾け飛びそうなほど、辛く険しいものであった。

私というものが問いかける…
「先延ばしにすればいいじゃないか…、人生は長いのだから」

私という悪魔が投げ掛ける
だが、人生は長いようで短い
この締切日だって些末なことで破ってしまってもいい…だが、
作品の子らはどうなる…

私は私の世界の子らに
黙示録の世界で生きさせる
ことになるではないかと
思うと、ナイター編集長の眼差しは私の悪魔を取り払ってくれる

書くことは辛い、険しい、
心が折れて消えてしまいそうになる。けれど、それでも、
ナイター編集長の眼差しが
書くという気持ちにさせるのだ。

(ナイター編集長)
俺はライター先生を見守ったり、
助言をしたり、可能なら制作にも携わりたい、けれど、何でもかんでも干渉してしまえば、其は先生の作品ではなく、俺の作品になってしまう。

若い頃の俺は、親バカ的な性質と若い頃の情熱というかバカさというのも相まって、ある一人の先生の世界を灰色にしてしまった。何度、悔やんでも、どうにもならない真実が、今も胸に締め付けつつ、概念煙草を吸いながら…天井を見上げる。

ライター先生を信じて待つ、だからこそ、眼を離すことなく、先生の書く、歩く姿を見ているんだ。

BGM(SunoAI)
『Breakthrough Birdtime』
https://suno.com/s/oBManv7HMtr4HFLW

成せば成る…
成す前のスタートラインが
難しくてつまずいてしまう。

ライター先生は毎度、先延ばしにしてしまうのは、この成す前のスタートラインを起き上がることが難しいからなのだと考えている。

しかし、連載分の作品を何とか書き上げることができ、ナイター編集長に渡す。

そして、終わった後の御褒美には
ナイター編集長が買ってきた
道化のピエロがトレードマークの
九零時バーガーを買ってくるのだ。

奇抜が大好きな彼にとってもってこいの食べ物で、袋の中には
ポテトやコーラが入っていて、
特に、期間限定のムーンサルトバーガーには思わず

「最高…」と普段微笑むことが少ないライト先生の口元が緩んだのを見て、ナイター編集長も微笑むのだ。

これからも、ライター先生は締め切りに追われ続ける、怪異イツカニャルケドに取り憑かれ、先延ばしにすることがある。

けれど、作品を完成させることができれば、そりゃあ凄いことなんだと…、

ナイター編集長はライター先生の創作を見て、ライター先生は彼の視線があるからこそ、綴ることができるのであった。

視聴者なくして作品なく
作品なくして視聴者はいない


そのどちらかが霧散してしまえば、世界は存在するのだろうか…

哲学的な思考が脳裏を過り
考え続けながらナイター編集長は
進み続けるのでした。


(猫メモ)
前作
https://www.chichi-pui.com/posts/0efe6eee-57ee-49bf-85cb-71b55489eac0/
にて ちょいまってさんのコメント
から、確かにライター先生はなぜ、連載し続けることができるのだろうかとなって、絶対連載の要となる人物がいるのではないかなとなってナイター編集長が誕生しました。飴と鞭を使い分けて、何とか締切日に間に合わせたら、その御褒美に好物の九零時バーガーを一緒に食べたりと、厳しさもありながらも優しさもある。そんな人物だからこそ、ライター先生も頑張れるのではないかなとなって、ほっこりしました♪

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