撃破スイーツ旅 阿龍田が狩って斜吉が作って

文明も文化も精神も、人間性など全てがオワッテル世界、終末世界、どこぞのバットなんとかに出てくるような街よりも腐っていて、ゾンビなんてものがでて、今日も通行人はカオスとデッドに溢れてる。

「はぁ、今日も糞でいっぱいだな、あっ、うゆが嫌いな狐耳が肉になって売られてるぜ」

「ココハイロンナニクガウラレテマスネ」

アミガルズの偉い人、ネコノテ司令にかけあって猫耳メカで今日もお出かけする
阿龍田は狐耳肉で三等カレーでも作ろうかと考えたが…

「いいや、政治思想なんてもんは死んでるし…」

猫耳メカを走らせる。
今回の目的はパンケーキ！
とにかく、阿龍田はパンケーキを欲していた。

「うゆに食わしやがれってんだ！」

通行人に発砲する
狐耳、金髪、ロン毛を見たらすかさず殺すくらいに阿龍田はムカムカしていた。

「ヒャッハーな気分の世界は最高だぜー！」

楽しく空にむかって雄叫びをすると…

「パンパパン！パンパパン！ブチブチ」

パンケーキモンスターが現れる。
形はパンケーキ、味もパンケーキだが、
終末世界では終末レベルに何もかも凶悪になっていた。無論、パンケーキもそうで、

「狐耳くってやがるいいじゃねぇか！後でアイツの残骸と肉でビーフ付きパンケーキといこうか！」

クレイジーな笑みを浮かべて斧を持って突撃する。

「斜陽学園の斧の威力、味わえうゆー！」

「ギャギャギャー！」

爆破して爆ぜた
二つにぱっくり割れたパンケーキの怪物を
倒し、それらを回収して帰る。

「はぁ、うめぇな斜吉のパンケーキは！はっはっはぁー！狐耳の胸肉、ほせぇーけど上手いわ、はっはっ！」

頭の可笑しい阿龍田稲瑠、
見た目はカワイイが危険なALTAIRちゃん
なのである。

だが、それがALTAIR、
憎き地治釜委によって滅び、
生きるためになるべくしてなったのだ。

そんな彼女を人格斜吉はほっとけなかった。

「あっ斜吉、ほらよ」

「これは…骨？」

「あぁ、お前、好きだろ、狐耳や猫耳の骨」

「いっいやぁ…」

「本当は骨格フェチなくせにウリウリ」

「はぁ、災難だ」

イカれたやつらしか生き残れない…
今日も世界で生きてゆく…