6月16日頃から始まる七十二候の「梅子黄(うめのみきばむ)」は、
梅の実が黄色く熟し始める時期を指す。

梅雨の湿気を受けて青梅が黄ばみ、香りと甘みを増していくこの時期は、
梅干しや梅酒、梅シロップづくりに最適とされ、
古来より「梅仕事」の旬とされてきた。

二十四節気「芒種」の末候にあたるこの候は、
雨に濡れた庭先で実る梅の風景とともに、
日本の季節感や暮らしの知恵を今に伝える。

熟れた実に宿る初夏の生命力は、
雨空の続く日々に、ほのかな彩りを添える。

https://weathernews.jp/s/topics/202006/150095/

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