美術部

とある美術部員のお話...

あれからどれだけの日々が過ぎただろうか...
無機質な時間をただ生きていた...
嗚呼...あの頃の僕は...何故あんなに希望を抱き生きてきたのだろう...
貴女の居ないこの世界は...本当に色が無くて...
何もかも灰いろにみえてしまうよ...

13歳の頃に、美術室で出会った貴女は
とても絵に情熱をもって向き合っていた
僕はただただ、ひたすら好きなモノを描くだけの子供だと
知らされて最初は貴女の事は嫌いだった...
けれど、貴女の垣根のない大きな心に
いつか惹かれてしまいそして
貴女を愛してしまいました...
それからの日々は幸せそのものでした...
絵を描く貴女が好きでした
(私もあなたの笑顔が好きでした)
貴女にどれだけ僕は救われたか...
(あなたの描いた絵にどれだけ私の命は救われたか...)

15歳の春、貴女は突然居なくなった...
必死に探すと、引っ越ししたと告げられ
途方に...そして絶望したのを覚えています。
諦めきれず探しつくし、再開した貴女は病室のベッドで横になっていた
びっくりした貴女は、今まで以上に美しく見えたけれど
恐ろしいほど辛そうに見えてしまった...
貴女は辛そうに、でも微笑んでいつたあのことのは
それはわすれません
『あなたの絵がまた見たい』

嗚呼...でも何度キャンバスに向かっても...
貴女が居なくては描けない...
描けない!描けない!描けない!
嗚呼!どうして描けないんだろう...貴女の願いをどうすれば...
(いっしょに描こう...)
ふとあなたが傍に来てくれた気がした...
それから驚くように僕は、貴女への絵を描くことができた...

出来た絵を見せに貴女に向かっていったけれど
病室では泣いている貴女のご両親と...動かない貴女...
動かない貴女に絵を見せて、僕は...意識を失うほど泣いた...

あれからどれだけの日々が過ぎただろうか...
僕は大人になり、妻子を持ち、幸せな日々を過ごしているが
貴女との思いでが今も時折世界を灰いろにそめてくれる...
それは貴女の望まないことだろうけれど...
赦して欲しい...貴女を忘れる事はできそうにありません...

とある美術部男子のお話...

ネタバラシすみません
史実です
僕はあの子を忘れないですが
( ･ิω･ิ)盛りすぎなのでフィクション
それだけ...でも、初恋の人を

忘れるなんてできないままです

絵は描けない...でも、プロンプトが助けてくれます