月美は相手をみて驚く。
ラーヴィから聞いたような禍々しさは一切ない...
それどころか、その吸い込まれるような紺碧の瞳から感じる
圧倒的な...憤怒に隠された哀しみに翻弄される。
月美は我を失いかけたが、グッと唇をかみしめ、相手に語り掛ける。

月美「私は、夢崎月美。父、アウディ・ヴィデバラン・夢崎。母、夢崎 瑠璃子(ゆめざき るりこ)の娘です」
月美はまず、名乗りを上げる。すると相手は無表情のまま耳をピクリと動かしたような気がする。
??「アウディのご子女か...」
月美「父をご存じで?」
??「訳アリでな...何の用だ?」
無表情のままだが、少し面倒くさそうな雰囲気で話を紡ぐ。
若干殺気を含ませながら言い放つ。じっとりと、月美は冷汗をにじませるが...

月美「アナタに聞きたいことがあるの...アナタは何者で何が目的なのか」
??「あ??俺が何者か、そして目的だって?」
月美「ええ、ご教示頂けるかしら?」
??「......何故言わねばならぬ?」
少しドスをのせ言い放つ。先ほどより殺気の濃度が密になる...
月美「そうねぇ?アナタの目的が、福岡や九州、そしてこの星の脅威となるのなら...それを止めなきゃいけないもの」
殺気に気おされそうになりながらも、気丈に問う月美。その殺気に触れるだけで全身バラバラになりそうだが、怖気づくことはなかった。

??「邪魔をするのなら斬り伏せるだけだが...覚悟の上か?」
月美「伊達に単独で行動しちゃいないの。アナタの目的を他の強者に託せられるなら、アタシ1つの生命は惜しくない!」
捨て身の行動と言い切る月美。冷や汗を拭いさらに告げる。

月美「それに、強いヤツにこびへつらってまでして生きるって、アタシのポリシーじゃないのよね?」
少し余裕を表す。だが、ここまで言い切れるのには根拠があった。
月美(...彼は邪ではない...むしろ、破邪側の存在...でなければラーヴィもミントも無事ではなかったハズ...だから、目的をアタシは知るべきだ!)
少々の脅しでは屈しない月美の姿を見て、男は殺気を解く。そして、無表情ながら一瞬だけ笑みを浮かべる。

??「...目的は邪神の駆逐だ...アンタらには影響はない」
殺気が解かれた途端、驚くほど穏やかな雰囲気にかわる...少々面食らった月美...
月美「邪神の...駆逐?」
月美は脅威であった存在の目的を知ることに成功する。

( ・ิω・ิ)っΣ)長文なので此処で区切ります

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