アイドル赤髪ちゃん

赤髪ちゃん家、夕飯時に特に見るテレビ番組が無かったのでなんとなく音楽番組が映っていた。
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≪テレビ≫
司会「次はモモ缶スペードXで『行くぜ！魔法少女！』です。どうぞ！」
モモ缶スペードⅩ『♪～～♬～～～♫～～～～♪』
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≪赤髪ちゃん家≫
赤髪ちゃん「はわわ～……やっぱりアイドルってカワイイ……」
赤髪兄「アイドルねぇ………興味ないなぁ」
赤髪ちゃん「お兄ちゃんてホントに二次元女子にしか興味ないよね」
赤髪兄「べ、別にそういう訳じゃ……」
赤髪祖父「しかし……最近のアイドルの子たちはみんなめんこいうえに、何かキラキラしてキラフルじゃのぅ」
赤髪母「父さん、それを言うならカラフルでしょ。今のアイドルって、それぞれ担当する色が決まってるパターンが多いらしいわよ？」
赤髪祖父「そうなんかい………いろいろ考えるもんじゃのぅ」
赤髪父「赤髪だったら何色のアイドルになりたい？」
赤髪ちゃん「私？もちろん赤かな！それで、ヒラヒラフリフリの可愛いアイドル衣装を着るの！そんでもって、フェスとかでみんなの前で歌声を披露するの！」
赤髪兄「お前音痴だからやめといた方が良いぞ」
赤髪ちゃん「ムッカー！お兄ちゃんい言われたくないもん！」
赤髪兄「う……ま、まあ確かに俺もあんまり歌は上手くないけど………」
赤髪ちゃん「それにきっと、お兄ちゃんなんて私がアイドルになったら、私のあまりの可愛らしさに気絶しちゃうんじゃない？」
赤髪兄「いや、気絶はせんだろ……」
赤髪ちゃん「あ～……誰か私のことアイドルとしてスカウトしに来ないかなぁ……」
赤髪兄「お前の場合、それだと絶対アイドルのスカウトに見せかけた誘拐犯だから絶対ついて行くなよ」
赤髪母「確かにそうね。赤髪、分かってると思うけど……」
赤髪父「たとえ芸能プロダクションを名乗っても知らない人には絶対ついて行っちゃだめだぞ？」
赤髪祖父「赤髪はいくらでも前科があるからのぅ……」
赤髪ちゃん「ちょっとお爺ちゃん！前科って……人を犯罪者みたいに言わないでよ！」

イラストは赤髪ちゃんの妄想したアイドル姿です。