第11話「試作品完成!」
軍開発部・試験室。
研究員たちが見守る中、新型機械鎧が整然と並べられていた。
アルミ合金を主体とした、エドワード専用の試作品。
エドは椅子に腰掛け、右腕と左脚を外す。
研究室は静まり返る。
ウ「エド、行くよ?」
エ「おう。」
ア「兄さん、足も準備できたよ。」
エ「頼む。」
ウィンリィは腕を持ち、アルフォンスは脚を支える。
二人は顔を見合わせる。
ウ&ア「せーのっ!」
ガチン!!
金属音が研究室に響く。
次の瞬間――
エ「いってぇぇぇぇぇ!!」
(´;ω;`)ウッ…
その場で肩を震わせる。
ほたるが思わず駆け寄る。
ほ「エドさん!機械鎧と体をつなげるのって……そんなに痛いんですか?」
エドは額の汗を拭きながら苦笑する。
エ「ああ。脳からの信号は神経を通ってくる。その神経と機械鎧を接続するたびに……」

エ「ズキッ!ってくるんだ。」
ほ「そうだったんですね……。」
アルが少し笑う。
ア「あれ?兄さん、痛くて泣いてる?」
ウ「相変わらずの泣き虫ね。」
エ「うるせぇ!泣いてねぇ!」
研究員たちから小さな笑いが漏れる。
開発部員も腕を組みながら微笑む。
開発部員「毎回これなんだな。」
ウ「毎回です。でも、すぐ慣れるわよ。」
エドはゆっくり拳を握る。
ギュッ。
指が滑らかに動く。
手首も、肘も違和感なく動作する。
エドは何度か腕を振り、足踏みをする。
エ「軽い……。前よりずっと軽い!」
研究室から拍手が起こる。
ほ「試運転はどうするんですか?」
エドはニヤリと笑った。
エ「先生と組手かな。」
研究員たちがざわつく。
研究員A「いきなりイズミ先生!?」
研究員B「試験相手としては最高だけど、一番怖いだろ!」
アルが一歩前へ出る。
ア「兄さん。」
エ「ん?」
ア「僕も付き合うよ。」
エドは嬉しそうに笑う。
エ「ありがとう、アル。」
ウ「二人とも、壊したらまた修理だからね。」
エ「先生に壊されなきゃいいけどな。」
ほ「……私はその予感しかしません。」
一同は思わず吹き出した。
研究室は笑いに包まれ、新型機械鎧の本格的な試運転が、いよいよ始まろうとしていた。

呪文

入力なし

わさま@奈良さんの他の作品

わさま@奈良さんの他の作品


新着AIイラスト

すべてを見る