銭函海岸・練習後
未来「ねぇ。」
ら「ん?」
未来「久しぶりに勝負しません?」
レ「あら。」
ら「面白ぇ。」
未来「高校の時は結局先輩に勝てなかったし。」
ら「やるか。」
レ「私も出る。」
全員「え?」
レ「私のらんまですもの。一緒に泳ぎたい。」
ま「レイちゃんノリノリw」
う「大会始まったw」
愛「?」
美「愛子ちゃんも出なさい。」
愛「え?」
亜「オープンウォーターの現役選手ですから。」
愛「いやいやいや。」
ら「遠慮すんな。」
未来「出ようよ。」
レ「全力で来なさい。」
愛子、苦笑い。
愛「後悔しません?」
全員「?」
緊急開催
第1回 銭函海岸模擬OWS大会

出場者
らんま
レイ
未来
愛子

実況:美奈子

美「スタートぉーーー!!」
全員走り出す。
最初の100m。
未来「速い!」
ら「久しぶりだな!」
レ「負けないわ!」
三人横一線。
しかし。
愛子、すーっ
ら「?」
未来「?」
レ「?」
愛子だけ違う。
波を読む。
海流を使う。
無駄がない。
気が付けば。
50m差。
ら「は?」
未来「え?」
レ「速っ。」
折り返し地点
ま「愛子さんもう来た!」
う「速いぃぃぃ!」
亜「ターンも完璧です。」
愛子、余裕。
愛「みなさーん!」
手を振る。
ら「手振ってるぞ!」
未来「余裕あるの!?」
レ「反則よあれ。」
ゴール

1位 愛子
2位 らんま
3位 未来
4位 レイ
圧倒的。
美「優勝ーーー!」
愛「お疲れ様でした!」
らんま、息切れ。
ら「お前……。」
愛「?」
ら「化け物か。」
愛「漁師です。」
全員、爆笑。
未来「その返しずるいwww」
レ「納得しそうになるじゃない。」
愛「毎日海見てますから。」
亜「生活そのものですね。」
ま「そりゃ勝てない。」
う「ラスボスじゃん。」
乱「パパ負けた。」
未麗「ママも負けた。」
麗(応援に来ていた)「愛子さん強すぎ。」
らんま、悔しそうに笑う。
ら「よし。」
愛「?」
ら「来週もう一回だ。」
愛「え?」
ら「今度は負けねぇ。」
愛子、嬉しそうに笑う。
愛「先輩。」
ら「なんだ。」
愛「完全にハマりましたね?」
らんま、硬直。
全員「ハマったな。」
レ「ハマったわね。」
未麗「ハマったね。」
ら「うるせぇ!!」

こうして、チンクイ虫に泣かされながらも、らんまは少しずつオープンウォーターの魅力に取りつかれていくのだった。

しかし…

銭函海岸・模擬大会終了後
愛子の圧勝。
そして。
なぜか燃えている人物が一人。
らんま、タオルを肩にかけながら立ち上がる。
ら「よし。」
全員「?」
ら「次は全員参加な!」
全員、嫌な予感。
ら「火野神社水泳部OWS大会だ!」
う「えっ。」
ら「参加者。」
指を折る。
ら「俺。」
未来「私。」
レ「私。」
愛「私。」
ら「そして。」
う「来た。」
ら「月野。」
う「やだー。」
ら「水野。」
亜「やだー。」
ら「愛野、木野。」
美「やだー。」
ら「乱麗。」
乱「やだー。」
ら「未麗。」
未麗「やだー。」
見事なハモリ。
ら「なんでだよ!」
まこと、笑う。
ま「だって。」
う「絶対しんどい。」
亜「結果が見えてます。」
美「愛子ちゃん優勝。」
乱「パパ2位。」
未麗「ママ3位。」
レ「待ちなさい。」
未来「私も入れてよ。」
未麗「未来さん4位。」
未来「ひどい。」
愛子、苦笑い。
愛「いやいや。」
全員「優勝。」
愛「決めつけないでください!」
全員「優勝。」
愛「だから!」
まこと、ニヤニヤ。
ま「じゃあさ。」
ら「?」
ま「優勝した人に何か景品つけよう。」
ら「おっ。」
う「食べ放題。」
美「海鮮。」
未来、反応。
愛子、反応。
レイ、反応。
らんま、反応。
全員「海鮮!?」
愛子、真顔。
愛「出ます。」
全員、大爆笑。
未来「今までで一番やる気出したwww」
レ「漁師の本気が出たわ。」
う「海鮮で釣れたw」
愛「だって海鮮ですよ?」
ら「お前、自分で獲れるだろ。」
愛「それとこれとは別です。」
全員「なるほど。」
そして。
ら「決まりだな!」
う「えぇぇぇぇ。」
亜「逃げられませんね。」
美「完全に巻き込まれた。」
乱「パパ絶対本気だ。」
未麗「海にハマったね。」
レイ、微笑む。
レ「最初は海なんて嫌だって言ってたのにね。」
らんま、視線を逸らす。
ら「……。」
愛「先輩。」
ら「なんだ。」
愛「来週も来ますよね?」
らんま、少し笑う。
ら「当たり前だろ。」
レ(完全に落ちたわね。)
こうして火野神社水泳部OWS編は、「愛子を倒したいらんま」という新たな目標まで生まれてしまったのであった。

呪文

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