アストリアの日常13「王都の影、名門の呪縛」

使用したAI その他
熱傷から二週間。

アストリアの左腕はまだ完全には動かないが、騎士団の日常訓練には復帰していた。

痛みを堪えながら剣を振るう日々の中、ヴァランシエル家から一通の手紙が届いた。

「王都の宮廷で、異変が起きている。王太子の暗殺未遂事件が隠蔽され、
 幕は貴族の誰かだという噂だ…我が家も巻き込まれかねない。
 アストリア、慎重に動け」

手紙を読み終えたアストリアは、静かに息を吐く。
ヴァランシエル家は王都に忠誠を誓う名門だが、近年、王太子派と反王太子派の対立が激化していた。

彼女の父は王太子の側近として知られ、だからこそ標的にされやすい。
その夜、寮の共有スペースでエル、ルカ、ソルシアに相談した。

「家族から連絡があったわ…王都で、王太子暗殺の陰謀が進行中らしい。
黒幕は宮廷の貴族の一派で、私の家も狙われている可能性がある」
ルカは、
「え、マジで?アストリアの家って、そんなにヤバい立場なの?」

「先輩……左腕、まだ痛いのに、そんなことに巻き込まれるなんて……」

「アストリア…私も団長から少し聞いてる。王太子の側近が次々と『事故』             
 で倒れてる。
 これはただの陰謀じゃなく、王位継承を巡る本気の権力闘争だよ」
 
アストリアは左腕をそっと押さえ、決意を込めて言う。

「放っておけないわ、ヴァランシエル家が標的になる前に、真相を確かめる  
 ため一人で動くつもりだったけど……みんな、力を貸してくれる?」
三人とも即座に頷く。

「当たり前じゃん! 私たちチームだもん」

「私も…先輩を守りたいです」

「もちろん、君一人で抱え込ませない」

翌日、四人は王都の裏通りを動き始めた。
情報屋から得た手がかりで、宮廷の外れにある古い貴族邸宅へ潜入。

そこは、反王太子派の有力貴族・ド・モントレ家の隠し屋敷だった。
屋敷の地下室で、アストリアたちは決定的な証拠を発見する。

王太子暗殺計画の文書、毒薬の瓶、そして……ヴァランシエル家を陥れる偽の証拠品。
アストリアは文書を握りしめて
「これで、私の家を『反逆者』に仕立て上げるつもりだったのね」

しかし、警報が鳴り響く。

ド・モントレ家の私兵が四方を囲み、弓を構える。

私兵の指揮官は「ヴァランシエル家の娘か。お前がここに来るとは、運が悪いな」

アストリアは左腕の痛みを堪え、剣を抜く。

「運が悪いのは、あなたたちの方よ」

戦闘が始まる。
アストリアの左腕はまだ不自由で、剣の軌道がわずかに乱れる。
一瞬の隙に、指揮官の剣が彼女の肩を狙う。

「――!」

その瞬間、エルが割り込み、剣で受け止める。

「アストリア、下がって!」

ルカが弓で私兵を狙い撃ち、ソルシアが結界を張って援護。
四人の連携で、私兵を次々と倒していく。

最後に残った指揮官が、毒針を投げてアストリアを狙う。
アストリアは咄嗟に身を翻すが、左腕が動かず、避けきれそうにない。
しかし、エルが体を投げ出して針を弾き、指揮官を剣で貫く。
指揮官倒れながら
「……王太子は、もう……終わりだ……」

戦いが終わった後、アストリアは息を荒げ、エルに支えられる。

「エル、ありがとう。また…君に守られたわ」

エルは静かに微笑む。

「貴方がいつも守ってくれるから…」

証拠品を確保し、四人は王宮へ急ぐ。
王太子に直接報告し、陰謀を暴く。

ド・モントレ家は一夜にして失脚し、ヴァランシエル家への濡れ衣は晴れた。

王太子から感謝の言葉を受け、アストリアは左腕を押さえながら、静かに言う。

「これで、家族も守れたわ…みんなのおかげよ」

「チームだもんね! 次も一緒に戦おうぜ」

「先輩の腕、早く治りますように……」

エルはアストリアの肩を抱き、

「これからも、一緒に守っていこう。王都の影が、どれだけ深くても」
 
アストリアは頷き初めて、心から安堵の息を吐いた。

(陰謀に巻き込まれても…仲間がいる限り、私は戦える。
 守るべきものが、ここにあるから)

王都の夜は静かに過ぎ、第七聖剣隊の騎士たちは新たな影に備えて、
互いの絆を強くした。

アストリアの簡単なプロフィールはこちらに載ってます。
https://www.chichi-pui.com/posts/32237fb0-b029-435f-aacf-149091020727/

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