今回は
『うちの子交流会』
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/312ab6e7-391d-4b71-1484-acb2215e4446/と
『秘密結社シャドウズ』
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/62d3f43d-5e93-c8c1-bde3-80119fa075b1/で、ミラさんの子である、りえちゃん
を再び登場させたいなと思い本作ができました。
逃亡者Mさんを追跡するぷい・フィクサーとして、満月の夜に能面持って追跡します!
それじゃあ、〈絵物語〉のスタートだぜ!
彼女は逃亡者Mの幼馴染みであり、
腐れ縁の氷菓子(こおりがし)りえ
Mとは幼い頃から、それも、赤子の頃からずっと、お金を徴収し続け…いつしか、債務者と高利貸しの関係性となった。
Mはりえちゃんと呼んでいて、
りえはMと呼び捨てで言っては、
よくお金をせびっていた。
同時にドSであり、りえは、Mを
トイレの椅子代わりにしては、
「さぁ、氷の女王さまとお呼び!そして、ぶひぃー!と鳴きなさい」
とMにSMプレイの女王役を努め、対するMは嫌がるどころか、満更でもない顔をして…
「はい、僕はぁぁ、貴方の下僕であり、忠誠を誓う中世のナイトですぅ~コココ」
「それはナイトじゃなくて、スレイブだろうがぁー!」
「あぁ、氷の女王さまぁぁー!コココ~」
SMの関係性は小学生時代に始まり、
大人になった今では…彼は行方をくらましてしまったのだ。
あれだけ、「りえちゃん…はぁはぁ」
していたのに、今では別の女の子に夢中になっていて、氷菓子りえは、逃亡するMを追って、陽群来巣に入り、フィクサーとして一人前になった。
だが、まだ、彼を捕まえることは一時は成功したものの、彼を取り巻く御手洗家の家族たちが、奪取して、再び彼はいなくなった。
「Mは御手洗家のものじゃなくて私の物…だから、貴方を捕まえるわ…」
こうして、向かった先は
秘密結社シャドウズ、そこでなんと、御手洗家の者たちと出会う。
「Mってもしかして、婆ちゃんのこと?」
「婆ちゃん!?」
「あぁ、婆ちゃんってのはね、元々」
ミラという存在に関して語られる。
どうやら、ミラという人物は、元々は老齢のおばあちゃんで、ゆりな達が生まれてきたことから、自分も孫と同じ目線で接したいとなって、
御手洗 二重奏(にじゅうそう)
222kgの本名 兼
御手洗ミラの息子であり長男
御手洗 妙子
胸の谷間が美しい人
谷満旅館の女将、
御手洗姉妹の母親
と彼らの歴史を聞かされていくうちに、
今は、ゆりなはゆりなヴェヌルとゆりなヴェルモの双子になってることを聞かされたところで
「ちょっと待った~!えっ、これは逃亡者Mと違うわ、だって、Mは幼馴染みで男だから」
御手洗は、同姓でMは、トイレのM子さんから、そうなのかなと思っただけである。
つまり、逃亡者Mを追跡する協力者になってくれるかもと思ったが…
ここで、過去においてひっかかることがあった…
確か、Mはオマルバイクに乗って逃走を図ったことがある。あの時のことを解放者マルに尋ねた。
「あぁ、あれは、私がオマルバイクを全世界のトイレ好きに向けて販売してたからね」
得意げに語る解放者マルに、
この子は商才がありすぎる恐ろしい子と、
心の中で思った。
マル、可能性の獣ならぬ可能性のマルだとりえは感じ…おまけにボロボロの緑ジャージからは、修羅場を何度も潜り抜けた跡が見てとれる。
「それじゃあ、コココ帝国からの圧政を解放してくるね~」
「はぁ、トトも皆のように、癖強になりたいなぁ~誰かトト育成計画してくれないかな~」
「うちも…ピコーン、ピコーン、うちも、誰かにピコーン、ピコーン、育成、ピコーン、ピコーン、してピコーン、ピコーン、欲しい、ピコーン、ピコーン、チュウ、チュウニピコーン、ピコーン、我、厨Zwei病患いし者、審伝Zu式革命」
「心電図が壊れた!キャラ崩壊だー!」
(注)ネコノはこの時まで、心電アイちゃんのことを心電図ちゃんと思っていた、なぜなら、その方が呼びやすいし、覚えやすかったからだ。ネコノは止まらない猫だ、世界が心電アイと呼ぼうとも、ネコノは心電図ちゃんと呼び、そして、彼女を厨Zwei病と鼠を組み合わせて育成計画を立てるか、それはまた別のお話)
トトが暴れ牛のように暴走する。
特徴がないように見えて彼女、
育成計画が始まる前は属性が多くて…
「皆、すごいよね、私はスポーツだけが取り柄でさ」
「誰?キミは」
「私は御手洗グミノフ、うちの父さんが北方戦線で戦ってる時に生まれたんだ」
「二重奏さんすごいな…」
ちなみに、彼女は5人姉妹の真ん中っ子である。
つまり、(注)ネコノ世界では)
第1長女ゆりなヴェヌル
第2長女ゆりなヴェルモ
次女解放者マル
三女グミノフ
(後に彼女は北方地域にてノスタリア戦域の動乱をおさめ、後に北方統一連合の女傑グミノフになる)
四女クレイジートト
(多重属性の相談役として、天秤管理機関『背負いし者』に加入して多種族間の交渉を努める)
五女 審伝Zu式革命
(図略局に所属、Mr.Kugelの優秀な側近の一人として、ニャルニカ大陸にいる侵略宇宙残党との戦争にて活躍する、ササデ学園の卒業征の一人…)
と、とにかく、御手洗家の家族構成で、
幾つかの伝記が書けるほどに内容の濃いものとなっていた。
氷菓子りえは天を仰ぐ、
あれ?私、弱いか?
だからこそ、選んだのが
能面衆なのだ。
能面とはー能力を覚醒させる面ー
のことを指す。
能面衆は、それらの面を付けた組織であり、ゆくゆくは全人類に、能面を付けさせ、それが、人々に新たな進化を促す鍵とならんことを目的とした団体である。
仮面なくば、社会が成りたたぬように…
便利な道具によって堕落してしまった人類に進化や発展を促すには、道具、乃ち仮面を付けさせて、能力を開花させる。
そして、彼らは、身体能力のみならず、特殊能力まで身に付け、様々な分野で活躍していた。
表世界では、タレントホルダー(才能保有者)として、愛怒流活動として活躍したり、報道の世界でも能面を付けあキャスターが出てくることがあるが、その風変わりさは、まさしく能面衆が裏で手を引いていた。
表の世界も裏の世界も…
『仮面で覆う』ことを信条にして…
この目的は能面衆以前から始まっており、
CosmosOrderの視天司がある村を救ったことから、始まったとされている。
調査に来た民族学者も、今では能面衆に見いられて、もとい、才能が開花して歴史研究および、歴史書を綴っていた。
そして、現在は仮面怪鬼が組織の首領を努めており(注)少なくともネコノ世界ではなので、共通する世界では皆、首領で皆、いいという精神なのだ)
彼女、氷菓子りえは、能面の能力によって、相手を能面化させる特殊能力を得た
『ー能成鳴(のうなりなり)ー』
彼女がパンと視界に捉えた人物の前で叩けば、その人物は能面と成る。
彼女は逃亡者Mを捕獲し、
滞納したお金を得ること、
そして、払えない分は、
SMプレイや地下労働をさせて、
りえのスレイブとして、
一生一緒にいてくれることを望んでいた。
つまり、りえは、彼に対して歪んだ愛を抱いていた。
歪みは、普通の愛とは異なり、暗く、芳醇で淫靡な香りがする。
りえは、ドSでMのスレイブさには、堪らなく強く引かれるものがあった。
まさしくトンカツの美味しさの如く…
「待ちなさいねM、もう貴方を逃がさないから…」
「移動マホウ アライテバ!」
対するMも一筋縄ではいかず…
魔法創作会に通っていて、対策を練っていた。
そう、逃亡者Mも何もしていなかったわけではないのである。
オマルバイクが破壊されることは想定済みで…彼の場合、アライテバにより、無人のトイレへと転移するマホウをゆりなヴェルモと、秘密の特訓をしたことで習得した。
ゆりなヴェヌルには内緒で、エッチなことをしていたゆりなヴェルモの相手役は、Mだった。
Mはその解放感を片時も忘れなかった。
「また、ゆりなヴェルモに相手してほしいなぁ~」
彼の心の中はすでにりえは、いなくて、
あるのは、ゆりなヴェルモの素晴らしきテクニックが脳内で、再生されるばかりだ。
悲しいかな…時の流れというものは、残酷に二人の絆を冷まさせた。
氷菓子りえは、だからこそ、燃え上がった。
絶対に捕まえる、そのために何度も、八卦を駆使して地獄の底までも追いかけてきた。
この諦めの悪さに、Mはマホウを行使せども、戦慄し、ついには、寝不足によって眠ってしまった。
「僕は…ヴェルモのテクにはまったんだ…」
「おい、起きろよ、M」
「コココ…ヴェルモちゃん、チュウしよう~ぶちゅう~」
「おい、銃突きつけられたいのか、Mは」
「コココ!?あれ、りっりえちゃん!そっそれに僕はもう、動けないよぉ~」
彼を捕まえられたのは…Mが人間の欲求である睡眠欲にしたがってくれたからだ。
Mが、もし、ロボットだったら、
いや、しかし、どのみち、彼女、氷菓子りえに、Mは叶わないことを知っている。
彼女のSMプレイを通して知ってるのは、発想力の豊富さにあった。
Mにとって、りえの考える、責め方は常人の考えるものを逸していた。
時には生命の危機を感じつつも、それを豚のように喜ぶ自分自身がいたことに初めは、困惑していたが、慣れていく。
だが、その慣れが怖くて…彼はりえから、お金など諸々のことを背負いながら、逃亡劇を繰り広げるのである。
そして、Mは能面の力、『ー能成鳴ー』と培ってきたものにより、捕まった。
そして、その後、
逃亡者Mは労働者Mとして、
地下労働をしつつ、
氷の女王りえのスレイブとして、
夜のお相手をなしたりと、彼女の尻に敷かれる人生を歩むのだった。
「さぁ、仮面怪鬼様の為に今日も労働して、越夜を倒しなさい!」
「ブヒーコココ!ブヒー!」
労働者Mはスレイブイムとして、
戦場にて大きく活躍したことは
また別のお話である。
そして、今日もりえは、
Mに言う言葉は…
「お金を頂戴な」
「はい、ただいま!」
そして、用意したお金は
ギャンブルに消えゆ
その度に、
Mはりえの為に
地下労働とデスゲームの繰り返し…
だが、生き残る…他の才能ある者たちが死んでいく中でだ。
逃亡者Mも次第に…氷菓子りえと並ぶ、
癖強なキャラへと変貌していく。
これからのMはどうなっていくのか、
不確定要素の未来のなかで、
氷菓子りえとスレイブイムは進んでいくのだった!
能面と共に頭脳を開花させようか!
その気持ちで能面たるや花の如く咲き乱れたるや…満月が静かに物語るのだ。