レオパルト 2A8 の画像を描いてもらいました。

レオパルト2A8
製造企業 KNDS(旧称:KMW+Nexter Defense Systems)
全長 11.17m
全幅 3.80m
全高 3.13m(砲塔上面までは2.72m)
重量 69.5t(一部資料では約70t)に達し、歴代モデルで最も重くなっています。
主砲 55口径120mm滑腔砲
副武装 7.62mm同軸機銃、7.62mm対空機銃、リモコン兵器ステーション(RCWS)
防御システム イスラエル製「トロフィー(Trophy)」アクティブ防護システム(APS)(欧州向け呼称:EuroTrophy)を標準装備
これにより、対戦車ミサイルやロケット弾、さらにはドローンの攻撃をレーダーで感知し、迎撃用自鍛弾を放って物理的に無効化します。
射出されるのは、一般的な弾丸や散弾銃のような粒状の散弾ではなく、MEFP(Multiple Explosively Formed Projectiles:多目的爆発成形侵徹体)と呼ばれる特殊な金属体です。
しかし、このシステムは現在、運動エネルギーによる対戦車兵器を撃破することはできません。
電子機器 : 第3世代熱源映像装置、高度なデジタル射撃統制システム、360度全方位カメラ
戦場での情報共有能力(ネットワーク戦)が大幅に強化されました。
装甲刷新:最新世代の多層複合装甲に加え、砲塔屋根の保護強化や、車体下面の地雷耐性向上が図られています。
最高速度 60 km/h
乗員 4名(車長、砲手、操縦手、装填手)

レオパルト2A8は、ハンガリー向け「2A7HU」をベースに開発された、33年ぶりとなる新造の量産モデルです。
特にトロフィーAPSの搭載により、対戦車ミサイルやドローン攻撃への生存性が大幅に向上しているのが特徴です。
2A7と比較して、車輛重量の増加により、機動性がやや低下しています。現状、エンジンに変更はない模様です。
(一部モデルでは改良により、最大1,600PS発揮するとの情報もありますが、公式発表は未確認。)

【ご参考】・・・頻繁にアップデートが行われているようです。
トロフィーAPS(Active Protection System)
イスラエルの国防企業ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ社(Rafael Advanced Defense Systems)とエルタ・システムズ社(ELTA Systems)が開発した装甲車輌防護用のAPS。
試験では、RPG-7弾2発がStryker装甲車に向け発射さた際に、TrophyはStryker に向かう1発を脅威と見なして破壊する
と共に、僅かにずれて飛来する2発目は無視しました。
Trophy APSは捕捉追尾、発射、迎撃の三機能から成っています。
捕捉追尾はエルタ・システムズ社製のフェーズドアレイレーダで行われ、掩護すべき各方向に設置されます。
前方及び側方に配置された長円形の物がフェーズドアレイレーダです。 
接近する脅威が捕捉されるとCountermeasure Assemblyが開かれ、迎撃用MEFP(多目的爆発成形侵徹体)が非常に狭い範囲に集中させる形で放出されます。Countermeasure Assemblyは、戦車では砲塔側面に取り付けられています。
フラグメントの有効範囲は10~30mで、主としてHEAT弾を対象としています。
Trophy APSは2011年3月1日に初めて実戦で使用され成果を挙げました。Trophyを装備してガザとの境界をパトロールしていた Merkava Mk 4 MBTが、飛来するRPGを探知し、迎撃弾を発射して破壊しました。これは、トロフィーの運用上、最初の成功となりました。
2011年3月20日、イスラエル区域内に配置された1輛のメルカバ Mk 4へ向け、ガザ地区周辺のフェンス沿いからミサイルが発射されました。この戦車はトロフィーを搭載しており、システムは発射を感知したものの、戦車にとって危険性はないと計算し、迎撃は行いませんでした。システムは発射についての情報を通知し、戦車の搭乗員は発射の行われた方向へ戦車砲弾を撃込むことで対処しました。
【弱点】
アクティブプロテクションシステムは、保護する機器に複雑さを加え、訓練や保守のコストを増加させます。複数のセンサーアレイなどの部品は露出し、戦闘損傷を受け易くなります。
このシステムは現在、運動エネルギーの対戦車兵器を撃破することはできないようです。
重量の増加:レオパルト2A8用システム全体で約820kg
システムは小さなEFPを敵に投射し、エネルギーや破片、爆発的な圧力波を発生させるため、徒歩歩兵にリスクをもたらします。これは従来の歩兵支援の機械化戦術に影響を与えます。

トロフィーシステムは、上からの直接攻撃に対してドーナツ型の死角を持っています。さらに、低速のドローン及び投下される自由落下式グレネードは、トロフィーのセンサーで探知できないことがあります。
2023年10月、ハマスは民間のクアッドコプタードローンを使って成形爆薬グレネードを投下し、複数の戦車に損傷を与えました。
対策として、2024年〜2025年にかけて、ソフトウェアの更新と一部のハードウェア調整により、商用ドローン、FPV(自爆)ドローン、および真上から攻撃する「トップアタック」への対処能力が大幅に強化されました。

ハマスが配布した情報チラシによると、このシステムはRPG-7を50メートル(160フィート)以内で発射するか、SPG-9無反動砲のような音速を超える弾丸を使用することで撃破できると記載されています。
もう一つは、複数発を連続で発射することでシステムを圧倒する戦術です。サラーラ(Tharallah)は2015年からヒズボラが使用しているツイン・コルネットシステムです。これは2基の9M133コルネット対戦車ミサイル発射管を装備した四脚機で構成されており、短時間で発射可能です。この仕組みは、最初の迎撃後にAPSが反応する前に2発目のミサイルを用意し、トロフィーAPSを圧倒することを目的としています。(これらについても対応するアップデートが実施されると思われます。)
また、各ランチャーへの装填は完全に自動で行われますが、携行弾数には限りがあるため迎撃回数には限界があります。
現在は、弾数制限という弱点を克服するため、「撃ち落とす必要がないものは電子戦(ジャミング)で無力化する」という多層防御への統合が進んでいます。
「弾数に限りがある」という弱点を補うために、レーザーでドローンを撃墜するシステム(アイアンビーム)をトロフィーと連携させる研究も進んでいます。
当初はアイアンドームを補完する「固定設置型」から始まりますが、その後、数年以内を目標に装甲車やトラックに搭載可能な「移動型」の展開が計画されています。

エンジン MB 873 Ka-501 V型12気筒液冷ディーゼル
製造企業 MTUフリードリヒスハーフェン
現在は、ロールス・ロイス・パワーシステムズの子会社
ボア 170mm
ストローク 175mm
総排気量 47,640cc
圧縮比 18.0:1
定格出力  1,500PS(1,100kW)/2,600rpm
一部モデルでは改良により、最大1,600PSを発揮するとの情報もあります。(公式発表は未確認)
乾燥重量 約2,200kg

補助動力装置 (APU)
新たに20kW出力の強力なAPUを搭載しました。
これにより、主エンジンを停止した状態でも静粛性を保ちながら、APSや高度な電子機器、冷房システムなどを長時間作動させることが可能になりました。

冷却システム
パワーパックの冷却ユニットも改良され、高温環境下や高負荷時でも安定した性能を発揮できるよう設計されています。

【受注状況】
・新規発注(2026年5月時点)計画を含む:
ドイツ(123輌+75輌オプション追加計画中)2023年に18輌、2024年に105輌を確定発注。さらに75輌の追加購入を計画中。
ノルウェー(54輌+オプション追加計画中、数量未定)37輌は国内の Ritek社 でノックダウン生産予定。
オランダ(46輌+6輌オプション追加計画中)2011年に一度全廃した戦車部隊を復活させるため発注。2028年から納入開始予定。
チェコ(44輌+14輌オプション追加計画中)別に支援車輌19輌の調達も計画。
リトアニア(44輌+10輌オプション追加計画中)最大54輌まで拡大する可能性あり。
スウェーデン(44輌)自国仕様(Stridsvagn 123B)として44輌を発注。
イタリア(132輌検討中)調達計画に含まれているが、正式な契約状況は132輌規模で交渉・検討段階。
オーストリア(58輌計画中)老朽化したレオパルト2A4(58輌)の更新、および陸軍の機械化部隊の近代化。

などが「レオパルト2A8」を発注しており、KNDSへの注文数はA8モデルだけで350輌超に達しています。

・関心を示している国:クロアチア(最大50輌)、スペイン導入に向けた検討。

呪文

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