戦況の悪化を受けて、
本に書かれたものを用意して
黄昏梟は廃墟にて呪術を執り行うのだった。
呪術師が唱える
我なる敵を殺したまえ、
敵、呪いにより苦しみたまえ、
旅人よ、旅に困難をもたらしたまえ、
平穏はなく、
内部崩壊を引き起こして苦しみたまえ、
越夜隊よ、忠誠を破りたまえ、
疑問と疑念で内部崩壊したまえ、
具体的な物事ほど効果は強い。
故に呪いの言葉を唱えていくのだった。
闇のオーラを纏いて次第に空間が寒ざむしく気色の悪いものとなっていった。
しかし、少しでも黄昏梟が有利になるように知識で得たことはフル活用するのだった。