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【マタタビ】前日譚②:いざ、ニューナゴヤへ
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俺とシロは、最寄りのジャンプポータルからワープして、ニューオオスの入り口に立ち、眼前に広がる光景に圧倒された。人々のざわめき、機械の音、ネオンの光、それらが混ざり合って、俺たちの周りを取り囲んでいた。その光景は、空間だけではなく時間も飛び越えてきたかのようだった。
「すごい。こんな街、初めて見た」
シロは、周りを見渡しながら興奮しているようだった。確かに、以前訪れたのは大きな街ではあったが、廃墟だった。それに比べて、この街は多くの人で賑わい、活気があった。
俺たちは、大通りに沿って歩き出す。通りの奥の方まで屋台が立ち並び、食べ物や物資など、様々なものがやり取りされていた。さすが、情報が集まる街と言われるだけのことはある。この街なら、“星の樹”に関する情報も得られそうだ。
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(次の話)
【マタタビ】2.コンペイトウ
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