いただきます。
うまそうなラーメンだな。
うん?
「やっやめろー!食うなー!」
何か小さな声が聞こえる
瞬きをもう一度すると、
それは見えない。
しかし、再び瞬きをすると、
白い棒人間の何かが叫んでいる。
「食ったらお前も!」
にゃあー!
猫が威嚇してるように聞こえた
さっさっと食べろと言ってるように
周りの客は一心不乱に、
ラーメンを啜る。
私もその場の空気に流され、
啜る。
猫はニヤリと笑う
「クッチマッタネ」
およそ、人ではなく悪魔のような声で
「うっうわぁぁぁ」
私は棒人間になってしまった。
あの声のように具材になってしまうのだろう。
にゃにゃにゃんにゃにゃにゃにゃーん
世にも奇妙にゃ物語
『棒人間ラーメン』
私 日比谷太郎
猫の声 山原ユカタ
棒人間 猫乃つづり
ネコノスタジオ制作
猫乃つづり監督
(猫メモ)
棒人間は私が書いたものです。
一枚目は編集アプリを使って
二枚目は元のやつ、
一枚目から二枚目の展開は
瞬きをしたという設定で補いました。