葵は学校から帰り、執事の出現場所で出待ちしていた。
①
執事「?葵か?」
葵「うん、お帰り、兄に」
なんだか久しぶりに会話をするような感じだ。
何故か、安堵する。
葵「?兄にどしたと?」
執事「いや、、、葵とこうして話すのは少し安心するというか」
葵「?そうなん???うちは、、、、えと」
何気に久しぶりに二人で話し合う。
葵「・・・うちの部屋に来てくれる?」
執事「いいけど、それじゃ飲み物準備してから行くよ」
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②
葵「んとさ、沖縄はミントちゃん、先日はお姉ちゃんやん?」
執事「確かに、働き方なんたらで、二人の休暇に付き添ったが」
葵「えとね、ミントちゃんも、お姉ちゃんも、すごい幸せなマナがすごくてさ」
・・・同衾した時である。確かに帰福時二人はとんでもない多幸感で帰ってきた。
葵「なにしたと?兄に」
問い詰められるが、普通ならどう答えるだろうか?
執事「何をしたと言われてもな、旅行を無事終えたとしか...」
葵「ふぅん・・・」
そっけない反応の葵。
葵「・・・わかった。もう聞かんけどさ。ミントちゃんとお姉ちゃんが充実してるから」
寂し気に言う葵。
暫く沈黙が続いた。
③
執事「葵、一ついいかな?」
珍しく執事が提案をする。
執事「・・・葵は今まで通りで大丈夫。僕に何か要求があれば欲してほしい」
葵「?どういうこと???」
執事「遠慮はしないでいい。確かに、ミントと月美とは色々あったけれど、二人にかまうことは無い。葵の思うまま接してほしい」
詳細を語るには憚れる。だけれども、葵の事を尊重する。
執事は、、、、、、ハイスペックだが男女問題はへっぽこであるが
兎に角は、皆を守りたい一心のみだ。
④
葵「・・・なんか察したけどわかった。今まで通り兄にに甘えてよかと?」
執事「構わないよ。察したって何をだい?」
葵「・・・なんでんなか。でも、甘えていいなら、、、甘えたい」
切なげに呟く葵。
葵「ねぇ、兄に・・・うちは兄にを愛しても大丈夫?」
執事「構わない」
反射的に応える。肯定することを優先し回答するが、葵に対しての気持ちはそれなりに大事にしている。
葵は静かにうなずき、その後執事は部屋を出る。
執事(愛する・・・か・・・求愛されたとしても・・・応えるしか・・・ない僕はどうすればいいんだ?)
皆大事にしたい・・・贅沢なのか、どうなのか。
ルミィアに相談したほうがいいのか?執事は今の状況を悩みつつ、自室へ戻る。