宙に揺らめく大きな影

使用したAI ちちぷい生成機能
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/0194a4a0-188e-408f-8456-611bd8d60b08/
主催者:グラブジャムン 様
 

これは私が以前住んでいた、N県某市での出来事です。
そこは少し大きな地方都市で、私が借りていたアパートは、
トイレが薄暗い共有廊下に面している間取りでした。
ある夏の夜、午前二時を回る少し前のことです。ふと目が覚めてトイレに向かいました。
その夜は寝苦しく、換気のために曇りガラスの窓を20センチほど開け、網戸にしていたのです。
用を足している最中、開いた窓の隙間にふと目が留まりました。
静まり返った真夜中の廊下を、何かが「通って」いきました。
最初は、誰かがゆっくりと廊下を歩いている影かと思いました。しかし、それは人の動きではありません。
網戸のすぐ向こう側、わずか数センチの距離を、ぬらぬらとした巨大な生き物が音もなく横切っていくのです。
それは本当に大きな「鯉」でした。
色は不気味な青銅のようでもあり、あるいは冷たい銀白色のようでもありました。
廊下の灯の鈍い光を反射して、見たこともないほど綺麗で特徴的な鱗が、一枚一枚波打つように動いているのが見えました。水の中を泳ぐように重力を無視して、空中をゆっくりと滑り去っていく巨大な怪魚。
私は身体が完全に凍りいたかの様に、ただその異様な光景をぼーっと眺めることしかできませんでした。
叫ぶことも目をそらすこともない、ただ圧倒的な不気味さがそこにはありました。
通り過ぎた後、網戸の向こうにはただ夜の暗闇と静寂だけが残されていました。
真夜中の空中を鯉が泳ぐなど、そんなわけがありません。
今では、あれは疲れていた私が見た夢か、あるいは一瞬の幻覚だったのだろうと思っています。
でも確かにあの日、あの熱帯夜の湿った空気の中で、私はあの鱗の輝きを見たのです。
あれは一体何だったのか、今となっては誰にもわかりません。

呪文

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