炭酸と熱帯夜

使用したAI ちちぷい生成機能
「……あ、こぼした」

床に広がったコーラのシミを、彼女――シロはぼーっと眺めている。冷房の切れた部屋は、むせ返るような熱気に満ちていた。

「おい、掃除しろよ。コントローラーも危ないだろ」

「……むり。暑すぎて指一本動かしたくない。……ねえ、それ取って」

彼女が顎でしゃくったのは、僕の足元にあるリモコンだった。

「自分でやれよ。さっきから負け続きだからって、ふてくされるな」

「負けてないし。……ただ、この部屋の温度設定が私に敵対してるだけ」

シロは汗ばんだ首筋を拭いもせず、ジト目でこちらを見上げてくる。濡れたシャツが肌に張り付いているのも気にならないらしい。

「設定温度、22度にして」

「電気代の無敵モードかよ。……ほら、25度。これで勘弁しろ」

ピッ、という電子音。シロは「ちぇっ」と小さく唇を尖らせると、そのまま僕の膝に頭を預けてきた。

「……ねえ。暑い」

「知ってるよ。離れろ、もっと暑くなる」

「やだ。……次は、私が勝つまで寝かせないから」

床のシミも、転がった空き缶もそのままに。彼女の瞳の中では、まだ青白いゲーム画面の残像がゆらゆらと揺れていた。

呪文

入力なし

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