『MadRoad菜摘ー葬破骸のナツミー』【ニャンノ世界】

『Nameless Maria's 』Song(SunoAI)
https://suno.com/song/85fcaa6a-a53e-4d81-9a3c-69a42cb736af?sh=AnPVgFti79IgTy2f

彼女は侵略型宇宙人によって、日常を破壊された。子供や夫を晴天アポカリプスで喪った…未亡人…。穏やかだった菜摘は、大切な物を奪われたことで、復讐の修羅へと変わった。幸せを奪った、愛する者を理不尽に奪った！侵略型宇宙人を倒すために！
彼女は今、ニャーニャガヤの神の繭近くで、移動拠点を走らせ、彼らを倒すための反抗作戦を開始している。
協力者はネコノテ司令、彼らは復興を目指していて、日常を取り戻すために動いている。
利用できるもの、同じく奪われたものたちで反抗する意思を彼女は有していた。
復讐の鬼なれど、無差別殺人者ではないのだ。

ナツミは先の大戦で、重要なものを失ってしまった…、其は、端的にいえば、人間に必要な臓器の大半を喪ったのである。
臓器の喪失…それは、愛する心は…どうなのかと菜摘は抱いていた。

移動拠点の号砲が鳴る、エンティティが近づいたか、かつて人間だった屍骸の存在か。鉄の歯車を軋ませながら動く、鋼鉄の移動拠点を軸に、彼女は煙草を吸っていた。

「飛彎の晶、状況を報告」

ー飛彎の晶ーMadPunch晶は、
彼女が命を救い、改造した
鋼鉄のサイボーグガールである。

其はある種の…子供であった。
血は繋がってなくとも、
同じく晶もニャーナガヤもとい
晴天アポカリプスで父と母そして弟を
喪った…

互いが互いを家族として認識し、
仲間として、時には戦友として知覚する。

晶は、菜摘に対して全力で応えたいと頑張るのだ。MadPunch晶として…

「遠くに、怪異が見えるね」

「どんな、怪異だ…」

「トイレットペーパー状の」

「！？」

「戦闘体制だ！今すぐ砲撃を開始しろ」

紙すなわち神と同義であった
人類に、紙をもたらすことで、
知性と理性を獲得した
紙なくして、其処に技術はなく
紙なくして、発展はなかった

ナツミは知っている。
あの日、現れた巨大な飛行物体から
トイレットペーパーが降り立ったことを
あれは、神の繭の一対だったのだ。
神の繭とは…一つではなかった…
災厄を及ぼす存在…
紙ーToiletPaperー
清浄なる紙は終末事変期にも現れ、
世界を紙で巻いて、全てを
繊維に変えていった。

黙示録に身分など関係なく
終末に優遇されることなく
罪と罰は平等に行使される。

ある種の其は…理不尽であり、不条理であった。

鋼鉄の移動拠点で砲撃する。

「晶…紙には何が有効かわかるか」

「炎です」

「そう、炎だ火だ焔だ、人類は火によって生きてきたんだよ！」

彼女は
菜摘専用BRR
BEMADRESK に乗って
拳をー紙なるものーに向ける。

「武装マホウ ロクス」

鋼鉄の拳から巨大な火炎放射機へと
生成される。

「さぁ、紙や神かは知ったこっちゃねぇ、アタシらの邪魔をするんなら、ぶっ飛ばすよ！」

「座標軸、命中率、すべてクリア、事象が乱れぬ限りいけます！」

「おぉけぇー！いくぞ！晶」

「はい、お母さん！」

大いなる火球が巨大な紙を焼き付くす
移動拠点を塞いでいた存在がいなくなったことで、辺りは荒廃する砂漠へと変わる。

「やりましたねお母さん！」

「あぁ、そうだな！ハハハ…だが、終わらねぇ気を付けろ晶、死ぬときは突然、死ぬってことをな」

「はい、お母さん！あの…」

「どうしたんだ、何か具合でも悪いのか」

優しく尋ねる

「いえ、お母さんが久々に笑ったから、私も嬉しくて」

晶は、彼女が微笑むのは滅多にないことを知っていた。

「そうだな…アタシは、笑顔を棺の中に入れてきた…、幸せってもんはもうないと思っていた…けど、晶の存在が、アタシの心に火を灯したのかもしれねぇな」

「お母さん大好き！」

晶の頭を撫でる、鋼鉄の手
其処に肌の温もりはないかもしれない。
だけど、五感を越えたところで
彼らは絆を感じていた…

(猫メモ)
今回はミラさんの新たな子、菜摘ちゃんを
https://www.chichi-pui.com/posts/7224e3e6-6307-4035-b1af-7bffef5672d7/
ニャンノ世界仕様に構築しました。

体制に抗うRiot,Rebelion,反抗をモチーフに
MadRoad菜摘には今後、ニューニャガヤを
ゾンビや混沌なる怪物らと対峙し、
そして、我が子と愛する夫を奪った
侵略型宇宙人を倒さんと復讐の修羅となって戦うことになるのです。