これが終わったら愛し合うんだろっ!諦めるなっ!

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「団長と2人っきりなんて久しぶりですねっ!」
「そうだな。まぁ相手はゴブリンだからな。私1人でもよかったんだが・・・たまには2人で。なっ。」
「団長!嬉しいっ!!」
女性だけの騎士団。
女性同士でと言うのもよくある話。
男なんて穢らわしいだけ。

「団長!あの木の下にゴブリンが三匹見えます。」
「全く、ゆっくり語らう暇もないのだな。」
「まぁ、ゴブリン倒したらいくらでも時間はありますよ。早くに見つけれて逆によかったじゃないですか。夕方までゆっくりできますし。」

な、なんだっ!コイツらっ!!!
周りの茂みの中からワラワラとっ!!
背の高い草むらの中に隠れていたっ?
三匹どころじゃないっ!
10倍?いやそれ以上!数えられないっ!!!
「に、逃げるぞっ!馬まで走れっ!!」

だが、馬は居なかった。
代わりにここにもゴブリンの群れが!
「だ、団長!!私もう走れません!団長だけでも逃げて!!」
「そんな事出来るわけないだろうっ!肩に捕まれ。岩場の影に逃げ込むぞ!」
退路を塞ぐゴブリンを切り倒しながら2人で肩を組んで歩いて行く。
奴らは必要以上に寄ってこない。
だが後ろにゾロゾロついてくるゴブリン達の数は明らかに増えてきている。
数が集まってから一気に襲う気か!!
「団長ごめんなさいっ!私のせいでっ!」
「諦めるなっ!この壁を背にして戦うんだっ!前からの攻撃だけなら攻撃範囲の広いこっちが負けるわけないっ!お前は必ず私が守るっ!!今日は2人っきりで愛し合うって約束だろっ!」
「団長っ!私も団長とっ!!愛し合いたいっ!!」


大丈夫!2人なら必ずこの包囲を突破できる!





できたらいいね。
させねえよ!

呪文

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