雪の朝の登校

雪が舞う通学路。冷たい風が吹き抜ける中、雪が髪や肩に積もる。寒さが一層際立つ朝だ。

優子: 「ねえ！ ちょっと待って！ 昨日まで春だったのに、なにこの雪！？ びっくりなんだけど！」

早緒莉: 「うわぁ…雪って、3月でも降るんだね。なんか不思議。空が白くてきれいだなぁ…。」

結衣: 「きれいとか言ってる場合じゃないよ、早緒莉。寒いし、靴下びしょびしょになるし、教室着くまで凍っちゃうって。タイツ履いててよかったよ、ほんと。」

凛: 「でも、雪のおかげでいつもより静かだよ。車の音とか聞こえないし…ちょっと幻想的じゃない？」

優子: 「おおー、凛ちゃん詩人っぽい！ 確かにね、なんか映画のワンシーンみたいだよね。ねえ、雪だるま作ってかない？ 学校着く前にさ！」

結衣: 「いやいや、遅刻するって！ 雪だるま作ってる間にチャイム鳴るよ。優子のそういうとこほんと困る…。それに寒すぎるし。」

早緒莉: 「え、でも雪だるま…ちっちゃいのならすぐできるよね？ 可愛いし、写真撮りたいな…少しなら平気かも。」

凛: 「…私、雪だるまの目になる石持ってるよ。さっき拾った。」

優子: 「凛ちゃん最高！ 決まり！ ちょっとだけ寄り道して作ろ！ 結衣ちゃんも手伝ってね！」

結衣: 「はぁ…もう、仕方ないなぁ。5分だけだよ！ 寒いから早く終わらせてね。」
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