8.そこは異世界だった
海賊の女の子はラヴィと視線を交わし、小さく頷いた。
ふと足元に目を落とすと、そこにはあの水晶が転がっていた。
さきほどまでの輝きはないが、それでもなお、かすかな光を宿している。
そっと手に取る。
だが――何も起こらない。
「……回収しておくか」
それを手に取り、顔を上げた。
二人は並んで、“穴”の向こうへと一歩踏み出す。
次の瞬間、視界が一気に開けた。
そこは――一面の草原だった。
どこまでも続く地平線。
澄み渡る青空。
そして空には、ゆっくりと浮かぶ島々と――
その間を悠々と飛ぶドラゴンの姿。
「……なんだよ、ここ」
思わず呟く。
それはまるで、絵に描いたようなファンタジーの世界だった。
隣で、ラヴィがふと口を開く。
「……そういえば」
少しだけ首を傾げて、こちらを見る。
「あなたの名前、まだ聞いてない」
海賊の女の子は一瞬だけ目を細め、
それから、いつもの調子で口元を緩めた。
「ラテール。それが私の名前」

【前回】
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jacket partially removed, heart in eye, burnt clothes, holding fishing rod, kanji, doujin cover, pentagram, tape gag, adjusting headwear, red socks, friends, cloud print, coke-bottle glasses, oral invitation, competition school swimsuit, barbell piercing, gradient legwear, prisoner, blood on breasts, wind chime, carrying over shoulder, tape measure, flaming weapon

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