(IF)あの…、あの時はありがとう、ございました……。

「あ、あの！お忙しいところすみません。先日、あなたに助けていただいた…。ミラ…です。」
ふわりと甘い、ミルクの様な香りを漂わせながら、目の前の娘はそう名乗った。
IF世界で奇跡的に「あなた」の手で助け出されたミラその人だった。
「あ、そうです…。あぅぅ。これじゃ、分からないですよね…。」
「あの時は、ほら！裸だったし、おっぱいびゅーびゅー噴いちゃってたし…。って、忘れてくださぃ…！」
母乳が出るように改造されて、常に発情していた身体の方も、治療の経過は良好らしい。
少しずつ元通りになっているとのことだ。
そう、パンパンに張った胸以外は…。
あの日、機械に繋がれて乱れていたミラを思い出し、思わず赤面してしまう。
今日は、あの搾乳地獄から助け出してくれた「あなた」へ、不器用なミラなりに、恩返しがしたいようだ…。
「実は、とっておきのお菓子を持って来たんです。一緒に食べませんか?」
「コーヒーにもよく合うんですよ！生産者が言うんだから…。あ。今のは無しで！」
「その……。特別な材料を使ってて、ぜひ貴方に食べて貰いたいんです。」

ちなみに、ミルクのような甘い香りがするのは、普通に母乳が服に染み出ないように母乳パッドで受け止めてるのが、体温で汗と一緒に蒸発してムワっとなってる匂いなので、ガチミルク臭です。うーん、えっちだ。
特殊作戦用の擬態スーツを本物そっくりな偽乳として躊躇いなく使うし、R18の方だと母乳少なくて廃棄処分されそうだったからって、おっぱい自主トレで生産量増やそうとする。
挙げ句、助けてもらったIFでは、自分のミルクで作ったお菓子を親愛の印として渡す。
やっぱり、いつも少し行動がぶっ飛んでるミラちゃんでした。うーん、アホ可愛い。