小説『数学ヤクザ ねこ、 カチコム』【ニャンノ世界】

【絵物語】
『数学ヤクザ ねこ、カチコム』

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他校に売られた喧嘩は全力で買う
そして、全力で相手をするのが、
ホルスタイン学園の番長
ねこ、であった。

「ちなみに、番長は自分がばんちょーだと思ったらばんちょーなんだ」

もちろん、戦う理由は何を賭けてるかというと、美味しいおさかにゃだそうだ。

なんだ、そんにゃこと…
と思ったやつはニクキュウ、一ぷにでノックアウトにゃ！

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「さぁ、ゆくぞ、おさかにゃとうまいもんをもぐもぐするために！」

買ったら相手の賭けた食べもんを食べることができ、おまけに課題の肩代わりも付与さることができる。

「あっあいつ、なにもんなんだ！」

自分よりも大きいもんより、
素早く、そして、撹乱し、
混乱させる。

「終わらない課題は付けたして、終わったことにしてやるぜ！」

課題終わらない組はいつだってアウトローなのにゃ！

と ねこ、はワクワクしながら、初心者に優しい木刀〈イチイ〉を使って相手をぶっ飛ばすのであった。

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「知ってるか、接点Tはどんな点よりもアウトローってな、つまり、ここ」

ねこ、は自分の頭に指差し

「接点はタクティクスってにゃぁぁぁー！」

「くそぉぉ、負けたぁぁにぁぁ～わかったよぉぉ～肩代わりするよ夏の課題…」

「ふっ、やったにゃ…」

ニヤリと相手のばんちょーの
おさかにゃをゲットし、天に掲げる！

「やったぁぁー！にゃーたちの勝ちにゃーー！」

数学ヤクザの導きと、ホルスタイン学園でのべんきょーが、
役に立ったと、ねこ、はしみじみ思いつつ、空を見上げて

「数学ヤクザありがとう…」

と、ニャッと微笑むのだった。

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「見てよ鍋島の姉貴、これ！サガニャ牛乳と一緒に飲めば脳に利くぜぇ！」

ねこ、は牛耳族の先輩で、ホルスタイン学園のヘッドを飾る鍋島姉妹に見せる。

「おぉ、いっちょまえになったなねこ、」

「いひひひ、もっともっと、カチコンで、課題終わらせたるにゃ～」

「そのことなんだが、ねこ、」

「ん？どうしたにゃ鍋島の姉貴」

「ミルンのおかげで、課題の方が何とかなったから、その手伝いさえすりゃあえぇって」

「へ？」

鍋島妹さ苦笑い

「課題終わらない組は、牛乳作りに勤しみなってことよ」

鍋島姉は、勿論課題は終わってるが、ねこ、のカチコミごっこに付き合っただけである。

「え、つまり、あのセントウクンレンは…」

「ごめん！ねこ、ちゃん、あまりにも数学ヤクザモードとか、楽しそうにワクワクしてたから付き合ってただけなんだ」

「にゃーん！？」

「あんがとな、アリアケノリノリ高校の皆！」

「また、宜しく～」

バトルで課題が減っていたら
この世はドンパチだったなと
冷静になって考える
ねこ、

「課題って哲学ニャ…」

眼が点になって、
とりあえず焼きザカニャをもぐもぐし、牛乳を飲んで
ミルンの研究の手伝いに向かうのでした。

おしまい

(猫メモ)
本作はcyan motoさんの作品
「これも戦場で着る服じゃにゃいよねぇ！？？」
https://www.chichi-pui.com/posts/7e218c89-6066-426f-9e10-72f7053473c0/
を観賞し、夏の課題が終わらずに
他校にカチコンで課題をおじゃまぷよのように落とすバトルでもしてるのかなとなって、
数学ヤクザモードのねこ、ちゃんを制作しました。

ミルンちゃんの研究が夏休みの課題の代わりとなったことを知らずに課題に向き合うのではなく、
課題をカチコムことで、おさかにゃと課題を押し付けるという
アウトローなバトルを思いつきつつも、それが、ドッキリだった展開になってと、cyan motoさんのねこちゃんからは、元気に動きまわってドラマを展開させてくれるので楽しいです✨