道化メカは敵に別れを言い放つ【反抗作戦】

トイレの民は厄介であった。
新興宗教でありカルト組織、
もはや、彼らの暴走を止めるには
狂気には狂気で
対抗しなければならなかった。
始まりは洗脳から目覚めた猫耳くんからであった。
トイレの民は危険で、離れなければ
このこびりついた汚れを落とさなければならなかった。
例え、武装していなくとも言葉によって洗脳してゆくのだ。
何もない者からしたら、
脅威はわからないがトイレは危険なのだ。
安寧とした沼に浸らせる。
だからこそ、道化によって、
精神を混在かさせなければ
気が狂いそうだった。
そうした思いが道化猫とその仲間たちを生み闘争へと走らせる！
トイレの民に並ぶは犯罪組織の金多魔会
彼らは秩序を脅かし、あろうことか、売春じみたことまで行っている危険組織だった。
嘆き悲しむ小さき者たちの声を
道化猫たちは許せなかった。

「彼らを破壊するっ！」

決意した道化作斜は例え、全世界を敵に回そうとも、小さき者を性的対象として扱う彼らに鉄槌をもたらすべく
BR機体で銃をぶっぱなす！

「TCは死んだ、御手洗は友人ではない敵だ！トイレなんて爆ぜてしまえ！」

全てを破壊するメカ、涙を流しながら、
思いの外を口にする

「小さい子達の声を聞けよ！どうして、わからないんだぁぁぁー！」

嘆き悲しむ彼らの声が聞こえた。
表では笑顔でもきっと、裏では嘆き悲しんでいる。
だけど、神が反抗を許さない…
記された悲撃のエンドへと身を差し出せと
お願いをする。
ならば、作斜は彼らをぶち壊す！
正義も悪も関係ない
これは、人としての架空存在の尊厳の闘いなのだ！

「やめてくださいコココ」

「もう遅いんだよぉぉー！がぁぁー！」

機銃掃射を向ける
もういらない、聞こえない、慟哭の激情
修復するには、もう遅いくらいに、
溜まりきっていた。

黄金に輝く塔にロケランをぶっぱなし
崩壊させる。

「さよなら、狐と金の者よ…」

かつては楽しかった…
けれど、もう、
世界が違った、
理想が違った、
終わりの話…

残骸、死体、躯、屍
燃え盛る戦場に…
涙しながらメカを降りて
炎の中で死のうとすると…

「みずを…水を…」

銃を向ける赤髪の少女…
殺さなくては…道化作斜は思った。
だが、死にかけの彼女の瞳を見て、
もう、殺す気よりも罪と十字架の思いが
重くのしかかり…

「どうして、神は人間は身勝手なんだよぉぉー！」

無慈悲な天を呪った

(猫メモ)
脳内が熱く沸騰する…瓦解しかけそうな手を動かして、今日も銃を持って反抗するのだ。