「カノジョ」アピール♡(ちゃんとドキドキさせっからな！）

「ケモ耳嫁」シリーズです。
最初3枚はFROST、最後はV4Bです。
年齢をいじったんですけれどFROSTは幼く見えますね。
girlとladyをちゃんと使い分けないといけないかも知れません。
しかし顔をアップにすると目力強いですね。FROSTは。


「なぁ、このままだとオレたち、ちょっとやばくないか？」
リビングでソファーに腰を落とし、金髪をがりがりと掻くニアに二人の親友……もうじき「姉妹妻」となるアカネとテヤン……は首を傾げた。
「あのさ、最近の俺達ってなんというか、アイツにお世話されてばっかじゃん？」
「ま、まぁそうね。でも男の子ってそうじゃないの？」黒髪のアカネは首を傾げた。
「そそ。男の子は家事を分担。女は働いて、コドモを産む」テヤンがうなずく。「最近は男も社会でバリバリ働く人もいるけれど」
「それはそうだし、アイツも文句は言うけどちゃんとしてくれるよ。でもさ」ニアは声を低めた。「それがあんまり続くとオレたち、アイツからするとのあの双子の妹やお姉様とおんなじになっちゃわないか？」
「…家族になるって意味なら全然良くない？」と、テヤン。しかしアカネは青ざめる。
「家族の前にあたしたち、妻でしょ？あの、その、ちゃんと『女の子』として見られなくなっちゃうとまずくない？」
「そう。それ」ニアは腕を組んだ。「学校で担任に言われたんだ。『このままだと三人とも妹みたいに見られちゃうかもよ』って」
「まずいまずい。それマジでまずい」テヤン「姉や妹にドキドキする男の子は基本いない。そのポジションに陥ると結婚生活が成立しなくなる……かも」
「油断してた」アカネが立ち上がった。「ちゃんとアピールしなくちゃ」


その後、彼女の婚約者は「今度のデートのコーデはこれでいいかな？」「新しいアイシャドー買ったんだ！」などというタイトルとともに送られてくるアピール一杯の写真や動画に困惑することになるのだった。